身体が森の音を聴いている!

先日「うみやまあひだ-伊勢神宮の森から響くメッセージ」という映画を観ました。

私は伊勢神宮とその森が大好きなので、どんな話が見られるのだろうと楽しみに出かけて行ったら、予想に反して話は伊勢神宮だけにとどまらず、日本(人)と森との関わりを多方面から語る内容となっていました。

中でも私が興味を持ったのは、脳科学者である大橋力さんが語る「ハイパーソニック・サウンド」でした。

人間の耳に聴こえる音は20KHzまで。それ以上の周波数の音は、私たち人間には音として聴き取れないそうです。そうした高周波の音を豊かに含む自然の音が「ハイパーソニック・サウンド」。耳では聴こえないけれど、私たちはその音を皮膚や身体で感受しているそうです。またそうした音が人の脳にポジティブな影響を及ぼすそうです。

ハイパーソニック・サウンドの宝庫はアフリカの熱帯雨林なのですが、日本では伊勢神宮の森でそれに近いデータが取れるそうです。
だからですかね、私は伊勢神宮の宮域に流れる風というか空気がとてもとても心地よく感じられるのです。
森や山でも、体全体が心地よいと感じる体験をよくします。身体が聴こえない音を聴いているのでしょうか。
聴こえないもの、見えないものの中にも私達を生かす大きな力が働いているのでしょうね。

森はシンフォニーを奏でているんですって。とってもにぎやからしいですよ(笑)。
私達と一緒に聴こえない音を聴きに森へ出かけませんか。