Monthly Archives: 2月 2016

森で動物に会ったなら

前回に引き続きフィンランドネタ。

私が行ったラップランドのウルホケッコネン国立公園周辺の地は、日本と違って平坦なところがほとんど。山というよりは丘が多い(フィンランドの最高峰は1300mほどだって)。そのためクロスカントリースキーコースが延々と整備されている。レベルや距離からコースを選べ、体力のある人なら何十キロもクロカンで移動できる。

さてそこで人生初クロスカントリースキーレッスンをした後、自分で往復4キロほどのツアーをしてみた時のこと。
コースの向うから誰かがやってくるな~と思ったら、やってきたのは人ではなく、大きな1頭のトナカイ(笑)。あちらもこちらも立ち止まり、互いに様子うかがい。その距離、100m弱か。
トナカイって、襲ってくるんだっけ?走ると速いのかな?つの、でかいな・・・。現地の人が「彼らは触られるのが嫌いだ、それは捕まって食べられることを意味するから」とかシビアな話をしてたけど・・・。
(フィンランドではトナカイのお肉を食べます。くせがあって私はあまり好きではない)。

とりあえず、「こんにちは」(しかも日本語で)とか言ってみる(笑)。続いて、「私、クロカンしててそっちの方へ行くけど、どうする?どこ行く?こっち来る?」。
日本でもよくやるんだけど、動物に会った時は、とりあえず話しかけることにしている。当然言葉は通じないんだけど、声のトーンから、彼らが自身にとって危険であるかどうかの判断ができると考えるためである。
しばしの沈黙の後、大きなトナカイは方向を変え、森の方へ入って行ってくれた。
やれやれ・・・と思ったのもつかの間、しばらく行くとまた2頭のトナカイが現れた。大きさからいって、さっきのがお父さんでこれはお母さんと子供?で、また日本語で(以下繰り返し笑)。

ちなみにフィンランドのトナカイは野生ではなく、いずれもどこかのトナカイ牧場の所属なのだそうです。昼間は放牧されていることもあり時々会うけど、夜間は会うことはないと現地の人が言っていました。
トナカイって・・・カピパラに似てる(笑)?って思いました。体形や行動パターンなどはカモシカに似てる。

トナカイのお母さんとこども?(こどもこっちガン見です笑)

トナカイのお母さんと子供?(子供こっちガン見です笑)

みなさんも、森で動物に会ったなら、穏やかに話しかけてみてね。だいたい、ちょっと待ってれば立ち去ってくれるから。
今まで話しかけたことがあるのは、カモシカ、サル、ニホンジカとウサギ(これは声をかけたと思ったらもう逃げてる)、キツネ、タカ、トンビ、カラスなどなど、そしてトナカイ笑。
逃げていく後姿に向かってなら、クマさんに話しかけたこともある。
ただし、クマさんの場合は、相手が気づいてなければ、話しかけないで静かに立ち去ってね笑。気づかれちゃってたら、やってみる価値はある。叫んで背を向けて逃げるよりずっといいと思う。でもこちらにその余裕があるかどうか~笑。

太陽の光

オーロラを見にフィンランド(のラップランド)に行ってきました。

昨年は「ビギナーズラック」か、4日連続できれいなオーロラと星空が見られてこの地に惚れ込んでしまったのですが、今年はあいにく天気が悪く、一晩、束の間だけ「あれたぶんそうだよな~」って感じにしか見られず、がっくり。

天気が悪いとなると曇天や雪降りの日が続くわけなので、当然太陽に会えない日々となります。
私はお日様が大好きなので、これはとてもつらい。

正確に言うと、今回は1日だけ太陽を見られたけれども、雲の向うにかすんでぼんやりと(それはそれで幻想的でよかったのだけれど)。加えて日の短い時期と68度の高緯度につき、午前9時頃日の出、午後4時頃日の入り。日中も日本みたいに空高く上がらず、森の木々の上をすうーっとかする感じでまた沈んでいってしまう。

これは毎日楽しく過ごさないと気持ちがやられてしまう~というわけで、人生初スノーモビルに乗ってみたり、人生初クロスカントリーでロングコースをツアーしてみたり、スノーシューで山へ分け入ってみたり、夜の山を歩いてみたりと、それなりに充実した日々を過ごしました。

が、旅の最後に現地の空港を飛び立ち、雲の上へ出て、久しぶりに太陽の光を浴びた時の嬉しさといったらもう!!はぁぁ~♪♪♪♪♪ってなりました(笑)。
確かスウェーデンだったか、海辺で女性が裸になって日光浴する映像だか写真だかを見たことがあって、何もそこまでしなくてもと思っていましたが、その気持ち、今ならすごくわかる!もう、本当にね、本能的にね、太陽の光を全身に浴びて吸収したいのよ(笑)!!

日本海側気候の小谷と違って、私の住む安曇野は冬でも比較的青空がよく見られる土地です。なので、よく日光浴しながらお茶したり、山の上で太陽にあたりながらごろごろしたりとかしています。そんな中で、太陽は、食べ物を摂取するのとはまた違ったエネルギー供給を人体(だけじゃないけど)にしてくれているように感じています。人がもともと持っている生きるエネルギーを活性化させて元気にしてくれるというかね。その太陽に会えない一週間を経て、今回改めて、太陽の光の心地よさ、ありがたさを再認識した次第です。

でも、かの地のオーロラと満天の星の空には惚れちゃったのでね~太陽に会えない日々が続くこともあるとわかっていても、また向かわずにはいられない自分がいます(笑)。

 

久しぶりの太陽(フィンランド上空)

久しぶりの太陽(フィンランド上空)

 

 

こんな日に森林セラピーを

埋橋にスノーシューで歩いて来ました。

新雪でふかふかの雪で、歩いていて気持ちよく、晴天で風もなくてとても良かった。

こんな日に森林セラピーで案内ができたらと思いながら歩きました。

埋橋の家は、雪が少なく下まで見えていました。

埋橋の家

埋橋の家

雪の塩の道を歩く

雪の塩の道を歩く

レクチャートレーニング

冬の間の研修は室内が多くなります。
1/25にレクチャートレーニングをしました。

レクチャートレーニング経験がある事務局が指導やアドバイスをしてくれました。
テーマは、あらかじめ決まっていた「食について」と当日その場で事務局が思いついたもの、時間は5~7分で各人レクチャーをしました。それぞれの個性が出るレクチャーとなりました。
各人得意不得意がある中で、やはり人前で話すことへの慣れ、日頃から様々な話題を用意しておくことが必要だという話になりました。
また、一方的に話すのではなく、質問などをして聴く人を巻き込むこと、その回答に対する反応の大切さなどもアドバイスとして出ました。

レクチャートレーニング

レクチャートレーニング

レクチャートレーニング

レクチャートレーニング

レクチャートレーニング

レクチャートレーニング

 

私は話好きなので、人と話すのは苦にならないのですが、人前でレクチャーというスタイルは少々苦手です。自分が自分にプレッシャーをかけてしまうようで。つらいのは最初の5分程度なのですが、なぜか息が切れてしまうのです。話すことと内容に意識が行き過ぎて、息してないんですかね(笑)。その緊張状態といったら、森林セラピーでみなさんをリラックスに導く立場なのに、こっちがリラックスどころじゃなくなってしまう(苦笑)。早く慣れたいもんです~。