いつもとは逆コースで越後側から登って来る形に歩く逆コースにすると、目線が変るので又色々と面白い。
葛葉峠をいきなり降ることになるが、古い(大正?)桜並木の下にアブラチャン(カンジキ作りの木)がたくさん有り、実も付け始めて若葉の真最中、旧浦原温泉をすぎて国界橋を渡る(信州-越後の境)。平成8年土砂災害の犠牲者に手を合わせて通過。いつも此の辺にサルの群が見られるが今回はいない。足元が春はカタクリ群生地なのに今はまったく陰もなく、かわりにネムの木が白とピンクのやわらかい花をたくさん付けて次々と続いている。今は木に咲く花は少く目立つので、ほんとにネムの木通りとでも呼ぶ様だ。猫鼻石仏群で給水。巨木、庚申塔など話しはつきないが、又すぐ隣の湯原温泉では、喋っていたら、フキ味噌をそえて冷しキウリのサービスを受けて、有りがたく皆で頂いた。昨年付替えた湯ノ原~砂山石仏群に上る道も林の中なので、夏でも涼しく登ることができる。城の越えの水平道では、ヒスイの明星山が今日は見えない。トチの木の下、休み石など、スノーシューでも通るコースだが、今は木陰を気持ち良く歩く。城の越、三峯様でお昼にするが、涼しくて働きたくなくなってしまう。この広場、春は一面のカタクリで足の踏み場もない所だが、今年は蝶が多い様な気がするが、今日もずい分多く居る。理科の先パイが、色々と説明してくれる。カラスアゲハ、黄アゲハ、ギフ蝶の食草クガイ草、今はオカトラノオにたくさん群がって蜜を吸っている。ヒョウモンとかスジの入った大きい蝶など右耳~左で申し訳ないかぎり、ミスミ草ももちろん今は花はないが、どくとくの三角葉なので良く分かる。唐沢石仏群、クルミの落実けっこうあちこち多い。島温泉と降り本日の決着とする。あちこち温泉多いのだが、キウリの「オンギ」で湯原温泉に入りに行く事となる。