雪が上がってきて、星が降ってきた

私はおたり森林セラピー基地のガイドだけれど、小谷からだいぶ離れたところに住んでいる。
小谷で雪が降る時は、西高東低の純正(?)冬型の気圧配置の時。
私が住んでいるところに雪が降る時は、太平洋上を低気圧が東進する南岸低気圧の時。
なので、普段はあまり降らないのだけれど、先日まとまった雪が降った。
家周りの雪かきが一段落して、道路状況やら積雪状況が把握できたら、ひゃっほーい♪と山へすっとんで行く。

出発がだいぶ遅くなってしまった。
午前中はいい天気だったけれど、私が出かける頃には南風が強くなって、どどんと大きな雲も出現して、どうやら天気は下り坂。今日は標高2000mまで登るつもりだったけど、天気次第だなー。
期待どおりのふわふわさらさらないい雪♪
期待してなかった富士山にも会えた♪♪(純正冬型の日は、富士山方面は天気がよい)
はぁー幸せ♪♪♪
まぁ時間も遅いし、天気も怪しいし、そろそろ引き返すかーと立ち止まったら、雪が。
雪片が風とともに斜面を翔け上がってくる。
そうだなぁ、例えるなら、高速で飛ぶホタル。あるいは綿毛。まるで生きもののような群舞。
ふふっ。何だか不思議。雪は、降るものなのにね。

別の日。
露天風呂でもうもうと上がる湯気の向うの星空を眺めていたら、きらっと光る何かが降ってきた。
え、星?と思ったら、雪片だ。今日は冬型の気圧配置で、山際には一日中ふわふわの雪雲がかかってたから、そこから飛んで来たんだね。
星空なのに雪が降るなんて何だか不思議。星がきらきら降ってきたなら、なお素敵(大変か笑)。

そんな風に、いつもの光景を違う見方で遊んでみるのも、なかなかに楽しいものなのでした。
雪、大好き。冬、寒いけど大好き。