森が応えてくれた

針葉樹と広葉樹の混交林を歩く。

桧、サワラ、杉、モミなどの大木が残る、山の気が濃い、い~い森だ。

木にはそれぞれ好きな場所がある。
例えば桧は乾燥した尾根沿いによく生えているし、サワラはやや湿気の多い斜面に生えている。

ところで、私は球果(松ぼっくりとかね)好き。
コメツガやカラマツの球果は花みたい。
ヒノキはサッカーボール。
メタセコイヤの球果の形状は何とも言い難いけど、好き・・・などなど。

針葉樹は背が高くて球果がなっているところは見づらいけど、その下に落ちている球果で樹種を判別できることもある。

この日は、サワラの球果を知りたいと思いながら森を歩いていた。
桧に似た木だから、球果も桧に似てるはず・・・
と思って、サワラ(と案内板が付いている)木の下で探してみるも、うまく見つからず・・・。

そんなこんなで、家に帰って靴を脱いだら、ころん、と1つ球果が出てきた。
小さな、見たことがない球果。
これ、サワラかも・・・と調べてみたら、ビンゴ!

森が「これだよ~ん」と持たせてくれたんだな、と思いましたとさ笑。