ずっと一緒にいたんだな~

ピアノが好きです。
昔、習ってました。
(でもね、一番最初の先生に「練習曲つまんないから、『およげたいやきくん』弾こうよ(←このころたぶん幼稚園生)」って言って、「面倒見られません」って破門になっちゃったの苦笑!!)

習ってた頃は嫌で嫌で、でも大人になったら不思議とふと弾きたくなることが多くて。
一時期ずいぶん練習したりもしました。最近とんとご無沙汰だけど。
今でも気に入った曲には大抵ピアノの音色が入ってて、聴いてると落ち着きます。

ところで、先日実家のピアノの調律に付き合いました。母が最近またピアノを始めたので。

母は若い頃からピアノがほしくてほしくて、でも最初の子(兄)は男の子で、父に「男にピアノは要らん!」って言われてて、ずいぶん後に私が生まれた時は「これでピアノが買える!」ってすごく嬉しかったんだって。だから私は生まれた時にもう大きな親孝行しちゃってるの笑(だから後はいいの、もうどうでも笑笑)。

で、来てくれた調律師さんと話していたら、なんと。
ピアノに(私の大好きな)ぶなの木が使われているっていうじゃないですか!!

「え!どこどこ、どれがぶな!!?」
「この機種だと、見えないけど、これこれこういう部品に」
「ほぇぇ~」

ぶなって、「橅(木へんに無し)」って書くのは木として役に立たないからとか、水分が多くて木材として使い物にならないとか、さんざん聞いたり説明したりしてたんだけど、耐久性が必要なピアノに使われてるってすごくない??丈夫だからなんだって。

つまり、ずっと一緒にいたんだな~。
私がはじめて美女平のぶなの森を訪ねてその明るさ大らかさに惚れてしまったのは20代後半だったけど、もっとずっと小さい頃から、大好きなぶなと、ずーっと一緒にいたんだよ♪
これは思わぬところで大発見&大きな感動。なんだかとーっても嬉しくなってしまいました!!

木ってすごい。切られても、形を変えて、なお私たちのそばにいてくれる。
実家のピアノは製造40年を超えるけど、大切にしたいです。
そしてまた弾きたいな、ぶなに話かけながら♪