猛暑の今年は小谷村でも例年より気温が高めですが
朝晩は涼しくなりすごしやすいです。
晴天の日が多く山の姿が良く見えます。
日中でも森や林の中は陽ざしが和らぎ心地よい風が通り抜けます。
森林セラピーのコースでもある塩の道をのんびり歩くのもおすすめです。
夏の疲れを是非森の中で癒してください。
塩の道 地蔵峠コース
暑い毎日が続くなか、心地よい風と静けさを求めて、あえて外を歩いてみました。
小谷村内に数多く残る塩の道。かつで日本海から塩や海産物を運んだ古道は、山道のため森林セラピーにしては少々ハードですが、古の道を歴史を感じながら木々の色や植生の変化を楽しめるので、体を動かしながらセラピーをしたい方にオススメです。
木陰は涼しく、時折吹く風が気持ちいい。風にそよぐ葉の音や、木のパワーを感じながらゆっくり歩く。
地蔵峠に着くと、そこからは姫川や浦川が流れる深い谷と、稗田山大崩落跡をはじめ山に囲まれた地形が目の前に広がり、麓では見られない景色が疲れを癒してくれます。
猛暑とは思えないくらい涼しく快適!
この辺りではブナの木も多く、木々の葉が太陽の光を受けキラキラと輝いていました。
麓に帰ってくると暑さを感じ、やはり森林の中は涼しく、リラックスできるなぁと感じました。
日本庭園でも森林セラピー
ずっと観たいと思っていた、いくつかの京都の離宮を見る機会に恵まれた。
7月下旬だし、連日の猛暑続き、果たして京都の暑さに耐えられるのか?秋の方がいいんじゃない??とかいろいろ思ったのだけど、やはり行ける時に行っておかないと、ということで、覚悟して出かけて行った。
神社や日本庭園といった場所が好きなのだけれど、それは里にある「自然が凝縮された場所」だから。神社はより自然な形で、日本庭園はより意匠的に、自然の要素が表現されている。
そして、そこで過ごす時間は、山の中のそれと同じで、とても落ち着くし、心地いい。
暑い暑い1日、離宮の庭園を廻りながら、、、
目に入るのは、青もみじの瑞々しい緑、よく手入れされ整った庭。
聞こえてくるのは、暑さをやわらげてくれる心地よい水音。
暑いがゆえにより心地よい、肌に感じる風や木陰の涼しさ。
そう。それはまさに五感を使った森林セラピー@日本庭園(笑)。
庭園に点在する休憩所や茶室などの建物は、簡素な造りでこじんまりと整っているがゆえに、見た目にも涼しさを感じる。
ここは月を見るため、ここは風景を楽しむため、ここは舟遊びをするため、、、
他にあまり娯楽がなかったからかもしれないけれど、昔の人は、時に日がな一日自然を眺めて、その中に「いとをかし(とても趣が深い)」を見出し、感じた。
美しさや心地よさを意図的に見つけ出し、感じる、愛でる・・・
ああ日本人って、昔から森林セラピーやってたんだわ。しかもハイレベルなの。
それは生活に余裕のある人々に限られたことだったかもしれない。けれど、現代の生活はずいぶんと味気なくなったものだと思った。
もっと人々の日々の生活に当たり前にこういう空間や時間があって、私たち日本人が培ってきた美意識や感性を楽しむ機会が増えたらいいな~と思います。
1時間半一人占め
足湯会議はいかが~
小谷には温泉がたくさんあります。
長野県内には森林セラピー基地がたくさんありますが、温泉を持っている基地は多くはないため、これはおたり森林セラピー基地の強みです。
温泉入浴による効果は森林セラピーの効果とほぼ同じなので、おたり森林セラピーには温浴プログラムもあります。
これをよりよいものにしようということで、温泉療法士の講師を招いて、温泉の研修。温泉の種類とか、入るのによりよい順番とか、知らなかったことをいろいろ教えていただきました。
その一環で、姫川の足湯公園に行きました。
ほどよい温度に心も体もあたたまり、意見交換も活発に。
足湯会議、いいんでは。
森の中での会議もいいと思うんですが、森は涼しいので体を冷やしがちなんです。その点足湯なら、体をあたたかく保てます。
小谷のようにめちゃめちゃ緑に囲まれた足湯につかりながらの会議なら、のびのびと、普段はオフィスで出ないようなアイディアも飛び出すことでしょう。 喧々諤々となりそうな議題には、特にいいかもしれませんよ!
真木集落で森林セラピー
木陰で読書
ひさ~しぶりに本を借りた笑。
ふと木について知りたいなと思って、なんとなく、「奇跡のリンゴ」。
図書館の外には、木陰のベンチがある。その横の針葉樹(モミ?)は友達(笑)。
「奇跡のリンゴ」読むならやっぱり外だよね、と友達の脇のベンチに腰掛ける。
私はこの場所がとても好き。
ベンチの周りを木々が囲んでいて、時折とても爽やかな風が吹く。
友達は久しぶりの私を歓迎してくれ、葉っぱ1本(針葉樹だからね)落としてくれた笑。
それを枝折に、時々笑ったり涙ぐんだりしながら読み進めていく。
ベンチは図書館へのアプローチ脇にあるので、人々が往来する。
不思議。本を読んでいるはずなのに、五感も働いている。
通りすぎる人たちの声のトーン、
通り過ぎる人たちが残す香りやにおい、、
通り過ぎる犬たちはもれなく興味津々、、
風の向きや温度、、、
えさが来たとばかりに虫たちがあちこち刺してかゆいったら、、、、
時折目を上げると木々の緑はそれぞれに美しく、、、、
見上げれば友達がゆらゆらと枝を揺らし、その上に広がる梅雨なのに青空。
何だか正面のハナミズキは元気がないみたい?どうしたの??
すっかりここでも森林セラピー実施中(笑)。
外で読書って、やっぱり気持ちい。
夏至の夕方、時間を忘れたい~いひとときでした。
がんばれよ~
コンビニの駐車場に車を停めたら「ツバメのフン注意」の貼り紙。
巣を落とさなかったんだ、今時珍しいな~優しいな~。
車から出ると「ヂュヂュヂュヂュヂュヂュ(ちょっとうまく表現できない苦笑)!!!!」。おおー父ちゃん母ちゃんがエサ持って帰ってきたか。巣の下を去ると、鳴き声がぴたっと止んだ。
買い物をして出てきたら、また「ヂュヂュヂュヂュヂュヂュ(ちょっとうまく表現できない苦笑)!!!!」。また父ちゃん母ちゃんがエサ持って帰ってきたか?で車のところに来ると鳴き声がぴたっと止んだ。
なんか妙にタイミングがいいので、んんん???と思って見上げると、ツバメのヒナが3羽、もう巣から出て軒先に留まって私を見下ろしている。
「おおっ!?巣立ち!!?」
思わず声が出た。ヒナ達は私を見ている。
まだ大きく黄色いくちばし。整っていない羽毛。ふるふるとした動作。
おおーもうすぐ巣立ちだ~
(ツバメってうるさくて嫌いなんだけど・でも飛翔能力は尊敬してるんだけど)どっと愛情があふれだす笑
がんばれよ~元気にやれよ~
車に乗って手を振る私を、ヒナ達は黙って見ていましたとさ。
(この話を森林セラピーとどう結びつけるのだ~笑?)
雨の音
今年も梅雨に入りました。
雨降りの日は、安心して家にいられます。
(「ああーいい天気なのに山に行きそびれたー!!」とか思わないで済むから笑)
台風通過中の今日、こちらは思ったほどの雨は降らず、曇天。
ふと気づくと、さぁーという繊細な音がしています。雨だ・・・。
雨は、その粒の大きさ、当たる物によって、さまざまに音を変えるのがおもしろい。
そして、雨の音は、聴いているととても落ち着く・・・
なぜでしょう?全てを潤す水(いのち)の音だから??
雨の音を意識的に聴くのは、森林セラピーでいうところの五感の活用ですね。
雨音に耳を傾けながら、しばし、ぼー・・・笑
この「ぼー」の時間も大切だと思います。自然のリズムにチューニング。
自宅でできる、梅雨時期ならではの森林セラピー「雨音を聴く」。
皆さんもぜひ試してみて下さい。
「データで知ろう森林セラピー」
「データで知ろう森林セラピー」プランのガイドに行ってきました。
森林セラピー基地認定の際には「都市部」と「森林部」それぞれで、同じ被験者を対象に同じ実験を行い、森林部で心身への有効性があると認められるデータが必要なわけですが、このプランではそれになぞらえ、都市部=松本駅前、森林部=小谷村内で2日間にわたって複数回測定(アミラーゼ活性、血圧、脈拍、主観など)を行い、実際にご自身の変化を感じていただくことが目的です。
松本駅前は都市部といっても遠くに山が見えたり湧水が飲めたりして、東京・名古屋・大阪といった大都市から来れば都市部どころか森林部に近いか?という感じがしないでもないのですが、それでも、あふれる様々な色、スピーカーからのにぎやかな喧伝、車や人の多さなどなど、十分(私には)ストレスフル笑。
駅前広場で、データ測定をし、五感を通して「都市部」を感じていただきました。
次に大糸線に乗り込み、小谷へと向かいます。小谷までの道のりは、途中信濃大町で乗り換えて約2時間。長い道中ですが、山の話などで盛り上がりながら車窓からの風景を楽しんでいただきます。この移動の醍醐味は、小谷に近づくにつれて車窓の緑の割合がぐっと増えること(時に100%緑)、谷が狭まって山がどんどん近づいてくること、都市部から森林部への変化を意識的に感じる時間などです。
駅に着いたので、宿担当のガイドにバトンタッチして1日目終了。翌日はおたりでの森林セラピーへとご案内します。
6月に入り、緑の勢いがいや増す中をローカル電車でのんびりと車窓を眺めながらの森林セラピー。
例によって、自分がしっかり癒されてしまった笑。