敵意はないよ

近所のトレーニングジム(山)に登ったら、登山道で見たことない動物に出会った。

何か一生懸命探してる(たぶん食べ物?)、白くて茶色いまあるい後姿にちんちくりんのしっぽ。

タヌキ?違うな。イタチ??テン???いやこんなシルエットじゃなかった気がする、、、

とりあえず接近を知らせるために手をたたく。けど、かなり長い間気づかない。ようやく気づいたようで、「うわっ!?」って感じでこっちを振り返ったその様子がちょっと人間みたいで面白かった。パンダみたいに目の周りが黒い・・・やっぱり何だかわからない苦笑。

とりえあず、手をふる。続いて、話しかける。私なりの「敵意はないよ」のサイン。

しばらくこちらを凝視していたけれど、害なしと判定したようで、ゆっくりぽてぽてと森の中へ去っていった。

以前、保護された子猫が先住の大人猫に対面する動画を見た時に、子猫が警戒しまくってフーシャー唸るのに対して、大人猫が寝転がってお腹を見せ、続いてまばたきをしてみせたのだけど(どちらも「敵意はないよ」のサインだそう)、それを見た子猫の態度がいきなりほぐれたのは興味深かったね。動物同士はそういうサインがあるんだね。種をまたいでも通用するのかな。

私はサインはわからないんだけど、山で動物に会えば、敵意はないよ、と態度と日本語で(笑)伝えます。森を利用するみんなで仲良くしないとね笑。

あとで調べたら、どうやらハクビシンだったみたいです~。

 

夏の疲れを森の中で

猛暑の今年は小谷村でも例年より気温が高めですが
朝晩は涼しくなりすごしやすいです。
晴天の日が多く山の姿が良く見えます。
日中でも森や林の中は陽ざしが和らぎ心地よい風が通り抜けます。
森林セラピーのコースでもある塩の道をのんびり歩くのもおすすめです。
夏の疲れを是非森の中で癒してください。

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塩の道 地蔵峠コース

暑い毎日が続くなか、心地よい風と静けさを求めて、あえて外を歩いてみました。

小谷村内に数多く残る塩の道。かつで日本海から塩や海産物を運んだ古道は、山道のため森林セラピーにしては少々ハードですが、古の道を歴史を感じながら木々の色や植生の変化を楽しめるので、体を動かしながらセラピーをしたい方にオススメです。

木陰は涼しく、時折吹く風が気持ちいい。風にそよぐ葉の音や、木のパワーを感じながらゆっくり歩く。

地蔵峠に着くと、そこからは姫川や浦川が流れる深い谷と、稗田山大崩落跡をはじめ山に囲まれた地形が目の前に広がり、麓では見られない景色が疲れを癒してくれます。

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猛暑とは思えないくらい涼しく快適!

この辺りではブナの木も多く、木々の葉が太陽の光を受けキラキラと輝いていました。

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麓に帰ってくると暑さを感じ、やはり森林の中は涼しく、リラックスできるなぁと感じました。

 

日本庭園でも森林セラピー

ずっと観たいと思っていた、いくつかの京都の離宮を見る機会に恵まれた。

7月下旬だし、連日の猛暑続き、果たして京都の暑さに耐えられるのか?秋の方がいいんじゃない??とかいろいろ思ったのだけど、やはり行ける時に行っておかないと、ということで、覚悟して出かけて行った。

神社や日本庭園といった場所が好きなのだけれど、それは里にある「自然が凝縮された場所」だから。神社はより自然な形で、日本庭園はより意匠的に、自然の要素が表現されている。
そして、そこで過ごす時間は、山の中のそれと同じで、とても落ち着くし、心地いい。

暑い暑い1日、離宮の庭園を廻りながら、、、

目に入るのは、青もみじの瑞々しい緑、よく手入れされ整った庭。

聞こえてくるのは、暑さをやわらげてくれる心地よい水音。

暑いがゆえにより心地よい、肌に感じる風や木陰の涼しさ。

そう。それはまさに五感を使った森林セラピー@日本庭園(笑)。

庭園に点在する休憩所や茶室などの建物は、簡素な造りでこじんまりと整っているがゆえに、見た目にも涼しさを感じる。

ここは月を見るため、ここは風景を楽しむため、ここは舟遊びをするため、、、

他にあまり娯楽がなかったからかもしれないけれど、昔の人は、時に日がな一日自然を眺めて、その中に「いとをかし(とても趣が深い)」を見出し、感じた。
美しさや心地よさを意図的に見つけ出し、感じる、愛でる・・・
ああ日本人って、昔から森林セラピーやってたんだわ。しかもハイレベルなの。

それは生活に余裕のある人々に限られたことだったかもしれない。けれど、現代の生活はずいぶんと味気なくなったものだと思った。

もっと人々の日々の生活に当たり前にこういう空間や時間があって、私たち日本人が培ってきた美意識や感性を楽しむ機会が増えたらいいな~と思います。

これは京都の離宮ではなく近江の里坊

これは京都の離宮ではなく近江の里坊

 

 

 

 

 

1時間半一人占め

時間が空き持ってきた弁当を食べるべく

チップロードの木陰で腰を下ろした。

周囲には人影もなく人工的な音もない緑の

中にどっぷりと浸かる。

 

都会では猛暑でもここ森の中は、涼しい風が吹き抜け

汗をかくことがない。

近くで春の代名詞の鶯の鳴き声と,風に揺れる葉っぱの音

のみ。厳しい日差しの太陽は広葉樹の葉っぱで受け止めて

正に緑のシャワーを浴びているよう。

 

このような環境にいると日頃の忙しさや煩わしさから解放

され、生き生きした自分を取り戻すことが出来る。

僅か1時間半でしたが素晴らしい体験でした。

 

緑のシャワー♪

緑のシャワー♪

足湯会議はいかが~

小谷には温泉がたくさんあります。

長野県内には森林セラピー基地がたくさんありますが、温泉を持っている基地は多くはないため、これはおたり森林セラピー基地の強みです。

温泉入浴による効果は森林セラピーの効果とほぼ同じなので、おたり森林セラピーには温浴プログラムもあります。

これをよりよいものにしようということで、温泉療法士の講師を招いて、温泉の研修。温泉の種類とか、入るのによりよい順番とか、知らなかったことをいろいろ教えていただきました。

その一環で、姫川の足湯公園に行きました。
ほどよい温度に心も体もあたたまり、意見交換も活発に。

足湯会議、いいんでは。
森の中での会議もいいと思うんですが、森は涼しいので体を冷やしがちなんです。その点足湯なら、体をあたたかく保てます。
小谷のようにめちゃめちゃ緑に囲まれた足湯につかりながらの会議なら、のびのびと、普段はオフィスで出ないようなアイディアも飛び出すことでしょう。 喧々諤々となりそうな議題には、特にいいかもしれませんよ!

いい湯だな~♪

いい湯だな~♪

 

真木集落で森林セラピー

動物も人と同じように暑いときは、日陰でひと休みしたくなりますね。

そんな、真木集落での一コマです。

真木集落まで歩いて、のんびりとした景色を観ながら、癒されてみませんか。

めえええー

めえええー

 

 

木陰で読書

ひさ~しぶりに本を借りた笑。
ふと木について知りたいなと思って、なんとなく、「奇跡のリンゴ」。

図書館の外には、木陰のベンチがある。その横の針葉樹(モミ?)は友達(笑)。

「奇跡のリンゴ」読むならやっぱり外だよね、と友達の脇のベンチに腰掛ける。

私はこの場所がとても好き。
ベンチの周りを木々が囲んでいて、時折とても爽やかな風が吹く。

友達は久しぶりの私を歓迎してくれ、葉っぱ1本(針葉樹だからね)落としてくれた笑。

それを枝折に、時々笑ったり涙ぐんだりしながら読み進めていく。

ベンチは図書館へのアプローチ脇にあるので、人々が往来する。

不思議。本を読んでいるはずなのに、五感も働いている。

通りすぎる人たちの声のトーン、

通り過ぎる人たちが残す香りやにおい、、

通り過ぎる犬たちはもれなく興味津々、、

風の向きや温度、、、

えさが来たとばかりに虫たちがあちこち刺してかゆいったら、、、、

時折目を上げると木々の緑はそれぞれに美しく、、、、

見上げれば友達がゆらゆらと枝を揺らし、その上に広がる梅雨なのに青空。

何だか正面のハナミズキは元気がないみたい?どうしたの??

すっかりここでも森林セラピー実施中(笑)。

外で読書って、やっぱり気持ちい。
夏至の夕方、時間を忘れたい~いひとときでした。

 

 

がんばれよ~

コンビニの駐車場に車を停めたら「ツバメのフン注意」の貼り紙。

巣を落とさなかったんだ、今時珍しいな~優しいな~。

車から出ると「ヂュヂュヂュヂュヂュヂュ(ちょっとうまく表現できない苦笑)!!!!」。おおー父ちゃん母ちゃんがエサ持って帰ってきたか。巣の下を去ると、鳴き声がぴたっと止んだ。

買い物をして出てきたら、また「ヂュヂュヂュヂュヂュヂュ(ちょっとうまく表現できない苦笑)!!!!」。また父ちゃん母ちゃんがエサ持って帰ってきたか?で車のところに来ると鳴き声がぴたっと止んだ。

なんか妙にタイミングがいいので、んんん???と思って見上げると、ツバメのヒナが3羽、もう巣から出て軒先に留まって私を見下ろしている。

「おおっ!?巣立ち!!?」

思わず声が出た。ヒナ達は私を見ている。

まだ大きく黄色いくちばし。整っていない羽毛。ふるふるとした動作。

おおーもうすぐ巣立ちだ~

(ツバメってうるさくて嫌いなんだけど・でも飛翔能力は尊敬してるんだけど)どっと愛情があふれだす笑

がんばれよ~元気にやれよ~

車に乗って手を振る私を、ヒナ達は黙って見ていましたとさ。

(この話を森林セラピーとどう結びつけるのだ~笑?)

 

 

雨の音

今年も梅雨に入りました。

雨降りの日は、安心して家にいられます。
(「ああーいい天気なのに山に行きそびれたー!!」とか思わないで済むから笑)

台風通過中の今日、こちらは思ったほどの雨は降らず、曇天。

ふと気づくと、さぁーという繊細な音がしています。雨だ・・・。

雨は、その粒の大きさ、当たる物によって、さまざまに音を変えるのがおもしろい。

そして、雨の音は、聴いているととても落ち着く・・・

なぜでしょう?全てを潤す水(いのち)の音だから??

雨の音を意識的に聴くのは、森林セラピーでいうところの五感の活用ですね。

雨音に耳を傾けながら、しばし、ぼー・・・笑

この「ぼー」の時間も大切だと思います。自然のリズムにチューニング。

自宅でできる、梅雨時期ならではの森林セラピー「雨音を聴く」。
皆さんもぜひ試してみて下さい。