Monthly Archives: 11月 2018

裸足で歩く

無性に海が見たくなった。

ほかほかにあたたまった砂浜を裸足て歩きたいー!と体?が言った。

お気に入りのお散歩山で、ほかほかの草の上ではよく裸足になってるんだけどな、、、海?なの??

まいっか。そうしたいというなら、しなくっちゃね。

というわけで、旅のついでに砂浜に寄って歩いてみたら、、、

何だか、とてもすっきりした。

何だかこう、何かが通った感じというか。

帰って来てから調べてみたら、ストレス軽減とかデトックス効果とかいろいろいいことがあることがわかって、地面に直接足を接することで「人体が地球と同じ電子の状態でいられる」、と。うん、この感じかな。

普段、靴や靴下を履くことは、この地球の電子を絶縁してることになるんだって。そういえば何で靴や靴下履いてるんだろう??なんて改めて疑問に思った。

とにかく、通電したせいか(笑)、体だけでなく何ていうか心も通りが良くなった感じで、何だか元気になった。

この「裸足で歩く」も森林セラピーに取り入れたいな。

鎌池のぶなの森で裸足になってもらったことはあるのだけれど、なにせ雪の多い地方のブナの森、地面は多量の水分を含んで、しっとりひんやり、いまいちほかほか感がないのよね、、、。

それに裸足になるだけじゃなくて、しばらく歩くのがよさそう。
どのコースでどんな風に取り入れるか、今後の課題にします。

 

 

 

冬支度

葉が落ちてフカフカの山道、周りの景色が見えるようになりました。

今年は下の方が紅葉が綺麗ですが、もう終わりですね!

小谷村の真木への道も冬支度に入っています。

真木への道

真木への道

 

真木では薪作りに忙しく、その横で山羊が少ない青い草を食べていました。

ここでゆっくりしていると、リラックスできます。

めえええ~

めえええ~

 

 

音のチカラ?

私は常々、「音」が体や心を癒す可能性を感じていて、森林セラピーにも音の癒しをぜひ取り入れたいと思っています。

音なので、当然「聴覚」の対象だと思っていたのですが、、、
先日ちょっと不思議体験をしました。

長野県には善光寺というお寺があります。1400年の歴史を持ち、無宗派。昔から老若男女誰でも受け入れてきた懐のおっきなお寺です笑。

無宗派ではありますが、このお寺は天台宗と浄土宗によって護持されています。
天台宗の住職は貫主(かんす)と呼ばれ、男性。対して浄土宗の住職は上人(しょうにん)と呼ばれ、女性です。

善光寺では毎朝「お朝事」と呼ばれる法要があり、最初に天台宗、次に浄土宗が、通常それぞれ30分ずつくらい朝のお勤めをします。そしてそれぞれのお勤めの最後には、この貫主、上人が参詣者に向き直り、「南無阿弥陀仏」を10回唱えます。貫主、上人が「南無阿弥陀仏」と唱えるたびに、参詣者が後に続いて「南無阿弥陀仏」を唱えます。

仕事で外国の方をお朝事にご案内することになったので、ある日下見に行ってみました。

お朝事はその日の日の出の時刻によって開始時間を変え、私が行った日は6:20開始で、参詣のためには4時起きしなければなりませんでした。

私はあまり信心深くないので笑、他の参詣者の方が頭を垂れている中、貫主、上人の様子を立ったまま眺めていました。

そしてそれは、浄土宗の上人が「南無阿弥陀仏」を唱えていた時に起こりました。彼女の背景の祭壇や僧侶が何だか金色の銅版画のようになったのです。

朝早く起きたし、ずっと立ってたから疲れたのかな~??と思いながら、その日は終わりました。

そして、お客様と一緒のお朝事で、それは再び起こりました。
上人が「南無阿弥陀仏」を唱え始めると、再び彼女と背景の祭壇と僧侶が金色の銅板画のようになり、今回は白いもやにも包まれました。

そして、唱え終わると元の光景に戻ったのです。再現してみようと目を細めたりいろいろやってみましたが、銅版画になることはありませんでした。

鍵は、「音」だと思います。上人の読経の声。
彼女の声はユニークで、私にとっては心地よいとはいえないどちらかといえば変わった声色でした。が、それが私の目が映す光景に影響を及ぼしました。

音って、視覚にも影響するんだ、、、ちょっと驚きでしたね。
上人の音の影響はよいものだったと思います(前回私、家に帰ったら突然掃除を始めたので笑)。しかしこれは、良くも悪くも使える、、、私たちは気づかないうちに音の影響をすごく受けているんじゃないだろうか、そう感じました。

さてこの経験をどう消化して森林セラピーに織り込んでいけるかな。
また新たな課題ができちゃいました☆

 

国を越えて

この度は、ドイツからお客様がお越しになりました。

「森林浴」というアイディアに魅かれ、さまざまにリサーチされ、お客様向けに「森林浴プログラム」を実施されているそうです。
今回は「森林セラピー発祥の日本で学びたい」との意向で初来日。いくつか他基地も訪問されたようですが、そのひとつに小谷を選んでいただいて、とても光栄でした!

お天気よく紅葉まっさかりの鎌池は、当然のことながら混雑していましたが、人々の合間を縫うようにして静かな場所や時間を見つけ、じっくり1日かけて森林セラピーを体験していただきました。

すでにご自身でプログラムをされているので、一般のお客様向けよりはややガイド向けの内容となりましたが、アイディアのひとつひとつに深く共感して下さり、また、ともに木が好き自然が好きなためか、思うことや感じることも似通って、背景(国や文化など)が違っても通じるものは通じるのだと改めて知り感慨深かったです。

ゆっくりと森で時間を過ごした後に目にした夕刻の鎌池の紅葉はそれはそれは美しく、人々もいなくなり静寂のひととき、お客様と私、国を越えて、その美しさにただただ見惚れました。

20181022s

鎌池紅葉