Monthly Archives: 2月 2015
冬の木々が語ること
冬の森を歩く。
夏は青々と葉が生い茂る落葉樹、冬は名の通り葉が落ちて樹形がとてもよくわかる。
立ち止まり、じっくりと樹形を眺めてみる。
太陽の光を求めて、思い思いさまざまに枝を伸ばす木々。
自然樹形(剪定していない)はどれも本当に美しい。
同じ種類の木でも、私達と同じように、ひとつひとつ形が表現が違う。
ああ、この木は隣の木と譲り合って、こちらに枝を伸ばすことにしたのだな。
ああ、この木はこちらに大きく枝を張るために、反対側の根元を太くしたのだな。
時間をかけて観察すると、木々の戦略がわかる。
私達人間とは違い、動かない、動けない木。
与えられた環境の中で、じっくりと時間をかけて、精一杯その目的を達成していく。
その姿からは、時に忍耐づよく生きるということを教わる気がする。
束の間でも向かい合うと、何だか心地よい時間が流れる。
冬の木々が語ることにしばし耳を傾けてみませんか?
いいとこいろいろ
1月下旬にスノーシュウで虫尾秋葉神社や葛葉峠を歩いて来ました。
雪が深くても、いいとこいろいろ、小谷村。
「猫鼻石仏群」って面白い名前でしょう?
一体どんな石仏なのか・・・真実は雪の中(笑)。
夏の猫鼻石仏群を含めた「塩の道」を歩く様子は、セラピーガイドが書いた
「天神道 ネムの木通り」をご覧下さい。
雪の森へご案内
雪が降り積もり別世界となった森の中は
まさに非日常の宝庫
目に入るものすべてが新しく新鮮で「心」を
大いに揺さぶられ洗われ、心地よい世界に
浸れる喜びを味わって頂きましょう。
北アルプスに朝日が差し込みわずかな時間の経過の中で
雪の山や雲が変幻自在に色や形を変えてゆく
モルゲンロートの始まり
朝方まで降っていた雪もやみ、
まばゆいばかりの太陽が
柔らかい雪面を照らすと
眠っていた森が恥ずかしげに目を覚ます
木々は雪に埋もれながらも凛と立ち、
己の枝ぶりを自慢するように
無限の空間に力強のばし
極限の環境の中でエサを求めて
歩き回る幾つもの足跡
寒々しい空を飾る星々は
まさに極上の宝石
・・・・・・・・・・・・・・等々
地球が生まれてから繰り返されてきた壮大な自然の営み
そこにはあなた自身が見つける感動のドラマがある