小谷村森林セラピーに雑誌の取材が有りました
小谷村森林セラピーを伝えるチャンス!!と準備をしました
記者さんが森からのプレゼントをゆったり感じ、沢山頂けたらと言う思いで行いました
雪の上なのでスノーシュを履いて、五感を研ぎ澄まし身体で感じながら、森歩き、呼吸法、無言ウォーク、寝転び、そして
ティータイム(黒文字茶、パウンドケーキ)心解け合った会話
最後に樹林気功のさわりで、森に感謝して終了しました
30~40分の短い体験の中で記者さんがどう感じて、記事にして頂くか楽しみです
記者さんの感想:身体が温かくなった感じ、子供さんも連れて来たいと言ってました
白いメルヘンの世界へ
久しぶりに晴れた朝、眩しいほどに輝く雪の森へ、
一歩また一歩と光り輝く処女雪に踏み込むと心躍る、
暫くすると人間であることを忘れてしまう。
私はリス?・ウサギ?・白樺の木?それとも何者?・・・
いま私は「人」としてのすべての拘束から解放され
絶対的な解放感に包まれて不思議の世界に迷い込む
なんとも言えない心地よい、ゆったりした時の流れを感じ
燦々と降り注ぐ真っ赤な太陽はあたたかく
真っ白い雪は光り輝き私を誘う
真っ青な空は天を突き抜けるように高く
思わず深呼吸をする
木々は白い綿帽子をかぶり
真新しい雪の上に木々の影がのびる
微かに小鳥のさえずりが聞こえ
静寂の森は優しく私を包み込んでくれる。
森で動物に会ったなら
前回に引き続きフィンランドネタ。
私が行ったラップランドのウルホケッコネン国立公園周辺の地は、日本と違って平坦なところがほとんど。山というよりは丘が多い(フィンランドの最高峰は1300mほどだって)。そのためクロスカントリースキーコースが延々と整備されている。レベルや距離からコースを選べ、体力のある人なら何十キロもクロカンで移動できる。
さてそこで人生初クロスカントリースキーレッスンをした後、自分で往復4キロほどのツアーをしてみた時のこと。
コースの向うから誰かがやってくるな~と思ったら、やってきたのは人ではなく、大きな1頭のトナカイ(笑)。あちらもこちらも立ち止まり、互いに様子うかがい。その距離、100m弱か。
トナカイって、襲ってくるんだっけ?走ると速いのかな?つの、でかいな・・・。現地の人が「彼らは触られるのが嫌いだ、それは捕まって食べられることを意味するから」とかシビアな話をしてたけど・・・。
(フィンランドではトナカイのお肉を食べます。くせがあって私はあまり好きではない)。
とりあえず、「こんにちは」(しかも日本語で)とか言ってみる(笑)。続いて、「私、クロカンしててそっちの方へ行くけど、どうする?どこ行く?こっち来る?」。
日本でもよくやるんだけど、動物に会った時は、とりあえず話しかけることにしている。当然言葉は通じないんだけど、声のトーンから、彼らが自身にとって危険であるかどうかの判断ができると考えるためである。
しばしの沈黙の後、大きなトナカイは方向を変え、森の方へ入って行ってくれた。
やれやれ・・・と思ったのもつかの間、しばらく行くとまた2頭のトナカイが現れた。大きさからいって、さっきのがお父さんでこれはお母さんと子供?で、また日本語で(以下繰り返し笑)。
ちなみにフィンランドのトナカイは野生ではなく、いずれもどこかのトナカイ牧場の所属なのだそうです。昼間は放牧されていることもあり時々会うけど、夜間は会うことはないと現地の人が言っていました。
トナカイって・・・カピパラに似てる(笑)?って思いました。体形や行動パターンなどはカモシカに似てる。
みなさんも、森で動物に会ったなら、穏やかに話しかけてみてね。だいたい、ちょっと待ってれば立ち去ってくれるから。
今まで話しかけたことがあるのは、カモシカ、サル、ニホンジカとウサギ(これは声をかけたと思ったらもう逃げてる)、キツネ、タカ、トンビ、カラスなどなど、そしてトナカイ笑。
逃げていく後姿に向かってなら、クマさんに話しかけたこともある。
ただし、クマさんの場合は、相手が気づいてなければ、話しかけないで静かに立ち去ってね笑。気づかれちゃってたら、やってみる価値はある。叫んで背を向けて逃げるよりずっといいと思う。でもこちらにその余裕があるかどうか~笑。
太陽の光
オーロラを見にフィンランド(のラップランド)に行ってきました。
昨年は「ビギナーズラック」か、4日連続できれいなオーロラと星空が見られてこの地に惚れ込んでしまったのですが、今年はあいにく天気が悪く、一晩、束の間だけ「あれたぶんそうだよな~」って感じにしか見られず、がっくり。
天気が悪いとなると曇天や雪降りの日が続くわけなので、当然太陽に会えない日々となります。
私はお日様が大好きなので、これはとてもつらい。
正確に言うと、今回は1日だけ太陽を見られたけれども、雲の向うにかすんでぼんやりと(それはそれで幻想的でよかったのだけれど)。加えて日の短い時期と68度の高緯度につき、午前9時頃日の出、午後4時頃日の入り。日中も日本みたいに空高く上がらず、森の木々の上をすうーっとかする感じでまた沈んでいってしまう。
これは毎日楽しく過ごさないと気持ちがやられてしまう~というわけで、人生初スノーモビルに乗ってみたり、人生初クロスカントリーでロングコースをツアーしてみたり、スノーシューで山へ分け入ってみたり、夜の山を歩いてみたりと、それなりに充実した日々を過ごしました。
が、旅の最後に現地の空港を飛び立ち、雲の上へ出て、久しぶりに太陽の光を浴びた時の嬉しさといったらもう!!はぁぁ~♪♪♪♪♪ってなりました(笑)。
確かスウェーデンだったか、海辺で女性が裸になって日光浴する映像だか写真だかを見たことがあって、何もそこまでしなくてもと思っていましたが、その気持ち、今ならすごくわかる!もう、本当にね、本能的にね、太陽の光を全身に浴びて吸収したいのよ(笑)!!
日本海側気候の小谷と違って、私の住む安曇野は冬でも比較的青空がよく見られる土地です。なので、よく日光浴しながらお茶したり、山の上で太陽にあたりながらごろごろしたりとかしています。そんな中で、太陽は、食べ物を摂取するのとはまた違ったエネルギー供給を人体(だけじゃないけど)にしてくれているように感じています。人がもともと持っている生きるエネルギーを活性化させて元気にしてくれるというかね。その太陽に会えない一週間を経て、今回改めて、太陽の光の心地よさ、ありがたさを再認識した次第です。
でも、かの地のオーロラと満天の星の空には惚れちゃったのでね~太陽に会えない日々が続くこともあるとわかっていても、また向かわずにはいられない自分がいます(笑)。
こんな日に森林セラピーを
レクチャートレーニング
冬の間の研修は室内が多くなります。
1/25にレクチャートレーニングをしました。
レクチャートレーニング経験がある事務局が指導やアドバイスをしてくれました。
テーマは、あらかじめ決まっていた「食について」と当日その場で事務局が思いついたもの、時間は5~7分で各人レクチャーをしました。それぞれの個性が出るレクチャーとなりました。
各人得意不得意がある中で、やはり人前で話すことへの慣れ、日頃から様々な話題を用意しておくことが必要だという話になりました。
また、一方的に話すのではなく、質問などをして聴く人を巻き込むこと、その回答に対する反応の大切さなどもアドバイスとして出ました。
私は話好きなので、人と話すのは苦にならないのですが、人前でレクチャーというスタイルは少々苦手です。自分が自分にプレッシャーをかけてしまうようで。つらいのは最初の5分程度なのですが、なぜか息が切れてしまうのです。話すことと内容に意識が行き過ぎて、息してないんですかね(笑)。その緊張状態といったら、森林セラピーでみなさんをリラックスに導く立場なのに、こっちがリラックスどころじゃなくなってしまう(苦笑)。早く慣れたいもんです~。
2016年森林セラピーフォーラム
1月15日に永田町で森林セラピーソサエティ主催の2016年森林セラピーフォーラム「ストレスチェック制度導入と森林セラピーの活用」が開催されたので、役員代表2名で参加してきました。
今回は、昨年12月に企業のストレスチェック実施が義務化されたので、それに関連して森林セラピーをぜひ活用していただきたいという思いで構成されたフォーラムでした。
全国の基地はじめ関係者などたくさんの参加者があり、会場はほぼ満員。「私が司会をするようになって、会場が満員になったのははじめてです」なんてスタッフの方が言っていました(笑)。それだけ皆の関心が高いということですね。
参加してみて、どの基地も似たような悩みを抱えているのだなということがわかりました。
我らがおたり森林セラピー基地としても、今後企業にどのようにPRしていったらよいだろうと頭をひねることしきりですが、まぁ自分たちにできることをひとつずつ地道にやっていくしかないということで、皆で知恵を力を合わせて、おたりの森林セラピーを活用していただけるよう、創意工夫・試行錯誤していくつもりです。
そしてまた、小谷村の豊かな自然が企業で働く方たちのストレス緩和に一役買えるよう、ガイド一同、しっかり橋渡し役をしていきたいと思っています。
追伸:
私はもとは埼玉出身で東京通勤もしていましたが、長野の自然にどっぷりつかって約20年、すっかりお上りさんになりました。久しぶりの東京は、やっぱり疲れます~(苦笑)。やはり、人の多さからくる密度、視覚・聴覚への刺激などがストレスになっている気がします。
でも東京って、意外と緑が多いんですよね。意外に空も広かったです。水辺なんかも有効活用されてるし、その気になればちょこっと気分転換できるところはたくさんありそうですね。
臨時役員会
新年明けて、落ち着いた日々が戻った1月中旬、臨時役員会を開催していろいろと今後に向けた話し合いをしました。
今年度は長野県が森林セラピーにさらに力を入れ始め(長野県の森林セラピー基地&ロードは現在10ヶ所になりました)、それを受けて、県内各地の基地間で足並みを揃えるためいろいろと課題が出されており、それに対応するためです。
また、観光ツアー企画の話もあり、その対応可能性についても話し合いました。
森林セラピーは冬の間は何かと活動が限られるのでわりとおとなしくしてますが(笑)、この冬の間にまた来年度皆さんにおたりの森林セラピーを楽しんでいただけるよう、皆で着々と準備を進めています。この地道な活動が実を結び花開くことを役員一同願って。
追伸:
今年は雪が少なく、豪雪地帯の小谷もほんとに雪がない状態。昨年は正月毎日のように降って「雪かき」じゃなくて「雪堀り」で本当に大変だったそうですが(投稿者は村外なので)。
この日はようやくの?小谷らしい雪景色になっていました。
雪の小谷にも遊びに来て下さいね~。
ガイドはライブ
「ガイドはライブ」は、宿をやっている森林セラピーガイド仲間の言です。
お客さんともてなす者とその場の環境とのライブ。
森林セラピーなら、お客さんとガイドとおたりの森でのライブ。
宿なら、お客さんと宿主とお料理やお部屋のライブ。
その時に集まったもので作り上げるもの。一期一会。
私は英語のガイドもやってまして、先日海外からのご家族のお客さんを善光寺やスノーモンキーパークや温泉にご案内してきました。
そのお客さんは、はじめての日本ではじめての経験をひとつひとつ「すべて経験!」と前向きに楽しんで、一緒にいてとても楽しかった。そうしたらお客さんも「一緒に過ごせてとても楽しかった。アメリカの家に遊びにおいで!本気だよ!」と言って下さいました。初対面だったのに(笑)!
つくづく、ガイドはライブだな~、と思った一日でした。
ガイドをする者としては、どこか「楽しんでいただかなければ!(=自分が楽しませなければ!)」みたいなプレッシャーがあったりするのですが(もちろん楽しんでいただく、あるいは目的を達成するために、ガイドは技能向上の努力をする必要がありますが)、ガイドツアーもまた集まったメンバーやその場の状況全てで作り上げるものなのではないかと思うのです。
縁あって出会った人達と、その場その場で作り上げるライブ。
そう考えると、自然とこちらの肩の力も抜けて、その瞬間を楽しもうという気持ちになります。
双方、力みのない自然体で、その場その場で思ったこと感じたことを共有して楽しむ。
「ガイドする」とはそういうことでいいのかもしれない。その方が、結果お客さんがより楽しめるのかもしれない。そう思う今日この頃です。
今年もよい年となりますように!
明けましておめでとうございます。今年もよい年となりますように!
おたり森林セラピー基地ガイド一同、皆さまに森林セラピーの素晴らしさをお伝えするため、力を合わせて活動を行ってまいります。
今年もよろしくお願いします & 小谷へのお越しをお待ちしております。
さて、冬の企画が始まっています。小谷の雪と森林セラピーを体験しにぜひお出かけ下さい!
冬の企画では、荒天の場合は、室内でかんじきづくりの一部(縄掛け)を体験していただきます。
かんじきは、雪国で雪上を歩くために使われてきた道具、今で言うスノーシューです。
全て地元の材料で作る、雪深い小谷に無くてはならない一品です。小谷のかんじきは、滑り止めとなるツメ(木製です)が付いているツメカンジキです。昔はそれぞれがマイかんじきを作りました。(縄は昔は麻縄を使いましたが、体験していただく縄掛けではナイロン紐を使います)
昨年12月に、冬の企画に向け、ガイドのための縄掛け研修を行いました。
ガイド仲間の指導の下、4mほどのナイロン紐を使用してかんじき縄掛けの練習を行いました。できたらまた縄をほどいて、何回か練習しました。シンプルにすっきりとかつ美しく仕上げるのが使いやすさにつながることがわかりました。
練習の合間に、かんじきの材料や作り方、どんな場面でどのように使うのか、小谷の冬の生活、村の名前の由来など、いろんな話が聞けて興味深かったです。
最後に履き方(かんじきと靴とを紐で結ぶ)の練習をして終了しました。
















