総会

5月9日に総会が行われました。

決算予算の報告や、今後の課題について確認や意見交換が行われました。

新しい体制になってから1年がたち、協会内の活動はずいぶん活発化し、チームワークもできあがってきました。新しい事務局も加わり、これからまたいろいろとスピードアップできそうです。

今年はおたり森林セラピー基地認定から10年が経つそうです。
協会メンバー一同、また一年新たな気持ちで取り組みたいと思います。

今年も皆様のお越しをお待ちしております!

新年度第1回目の研修報告

4月、新年度が始まりました。

森林セラピーインストラクター協会では年間研修計画を立て

現ガイドのレベルアップや新人ガイドの養成に取り組み、より活動の幅を広げていきたいと考えています。

 

第1回目の研修報告です。

4月25日 「鎌池コース確認と森で朗読」参加者 7名

 

例年になく雪どけが早いものの車道にはまだ雪が残り、鎌池へは小谷温泉から山道を歩いてアプローチ。

満開の桜や山野草を愛で、山菜の群生地を通り抜け、むせぶほどの春の気配を浴びる道中はそのままで森林セラピーそのものでした。

残雪のブナ林にたどり着けばまもなく鎌池、、、氷が半分とけた銀面の池が広がっていました。

芽吹き前のブナ林を抜けて鎌池へ

芽吹き前のブナ林を抜けて鎌池へ

 

今年の鎌池の雪融けは早い

今年の鎌池の雪融けは早い

 

今回の研修では参加者全員が1人ずつ順番に読み手となります。

森の中で声を出すこと 感情表現をすることで

ガイドとして人に伝えるための説得力や演じ手としての要素も見直してみる

また、聞き手としてどう感じるかなども確認してみる目的です。

鎌池の向うに雨飾山

鎌池の向うに雨飾山

 

鎌池の向こうに雨飾山、大渚山、金山が屏風のように広がり、誰もいない静かな森はまるで舞台のようでした。

柔らかな日差し、水面を渡る風、鳥のさえずり、沢の音、埋もれていた木の枝が雪をはじきあげる音・・・

その中でただ1人声を出し語る時間、そして仲間の声にじっと耳を傾ける時間の中で、

私たちは自然と感性が研ぎ澄まされ、森の中で言葉があたたかく、優しく響くのを

時に重く、深く心にしみこんでくるのをゆっくりと味わいました。

語り手としての癒しも、聞き手としての癒しもあることを実感し、

新しい森林セラピーの可能性を強く感じた研修となりました。

森で朗読

森で朗読

こうした研修を重ね小谷村でより豊かな森林セラピーを体験してもらえるよう皆で努力していきたいと思います。

 

今回持ち寄った作品:

自分の番 いのちのバトン  あいだみつを

虔十公園林   宮沢賢治

楢山節考   深沢七郎

イギリス式生活術   黒岩徹

百名山ー雨飾山  深田久弥

雪虫大移動

春の楽しみ、「道なき道」シリーズ。
地図とGPSの緯度経度情報と地形とカンを頼りに、雪上の道なき道を歩きます。

今回は、栂池上部の天狗原から白馬乗鞍スキー場へ下りてみました。
スキーツアーコースが整備?されている(ナンバーの付いた看板?が木に設置してある)のだけれど、私は歩きなので(スキーで下りやすいルートと歩いて下りやすいルートは違う)、途中からコースをそれてスキー場端の尾根へと下降し、タヌキとカモシカを全速力で逃亡させました(そんなとこ普段は人が来ないだろうからね苦笑)。

今回は近いから~とあっちで寝ころび、こっちで歌い踊りしていたら、結構時間がかかりました(笑)。

途中雪庇がうねる尾根道で、山々を眺めながらコーヒー休憩。
北アルプスの山々、妙高連山がきれいに見える、なかなかの休憩適地。
ふと気づくと足元に雪虫が。よくよく見ると、下方からぞくぞくと登ってきます。
途中止まってはくるくるとその場を回って、また上方を目指して進んで行きます。
それぞれがあちこちでくるくるとやっているのを見るのは面白く、他の雪虫達が目指している方向を指さして「あっちだよ」とか言ってみたりして(笑)。

その時は何やってんのかな~と思って見ていたのですが、後から考えるとあれは雪がなくなるので、雪のある高い所寒い所へ移動してたのでは、と思い至りました。
そしてくるくると回っていたのは、きっとセルフコンパス&高度計。
私が歩いてきたルートも、きっと雪虫たちにとってはただの圧倒的な雪原。彼らの目には、山々の眺めも地形も木々もわからない。鳥が大空を飛ぶように、雪虫にも自分に相応しい場所へ行くためのコンパスが内蔵されているんだろうな。
人間にもきっとその能力はあるんだろうけど、ちょっとうらやましい感じがする。

雪と快適な気温・環境を求めて、上方へ大移動。
春になると「雪が無くなる!」と言っては高い山へ上がっていく自分と同じじゃないか。
と親近感(笑)。

雪虫

雪虫

追伸:
上記雪虫は正式には「セッケイ(雪渓)カワゲラ」って言うみたいです。

 

季節を旅する

4月のはじめ、桜前線が北上する中、長野から埼玉へ旅しました。

長野県の市町村はどこも標高5~600mほどあります。対する埼玉は10mくらいかな。
こちらはまだまだ冬景色の中、梅の開花などようやく早春の風景が見られ始めたばかり。
そこからどんどんと標高を下げて行くと・・・景色がどんどん春爛漫へと変わっていく。
まずコブシ、そして桜、里山が木々の芽吹きでほんのり淡い緑に染まっていく・・・

ひとり運転する車の中で、「きれいだねー!」「きれいだよー!!」連発(笑)。果ては涙が込み上げる始末(笑笑)。美しいものを見るとなぜか泣けてくるんですよ~。

今回は車でしたが、電車(特急あずさ)でも同じことが楽しめます。
たとえば11月下旬ごろ東京へ出かけて行くと、車窓は初冬から晩秋へ季節を逆行する旅となります。去ってしまった秋を取り戻すかのような、まるで時を戻るかのような。不思議な感じです。

今回埼玉では桜が満開で、予期せずお花見を楽しめました。
そして長野に帰れば、桜の開花はこれから、という状態。さらに標高をあげれば、まだまだお花見楽しめます。

以上、標高差が違うところに住む楽しみをひとつご紹介しました♪

 

 

早春の真木集落

4月上旬、真木集落へ行ってきました。
道沿いにはほとんど雪は無く、道は歩き易かったです。真木の家の脇では、山羊がのんびり蕗のとうを食べていました。

真木集落

真木集落

山羊

山羊

水仙が盛りです

奉納温泉入り口からの、水仙街道の水仙が見頃です。大糸線近くは満開位で上に行くにしたがって、蕾が多くなります。アズマイチゲが同じ場所に咲いていて、楽しめます。

水仙街道 水仙街道 水仙街道

 

春の便り

雪が消えて花が咲き始めました。

蕗のとうはあちこちで花を咲かせています。

菊咲きイチゲと福寿草が同じ場所に咲いていました。

福寿草の群生しているところもあります。

蕗のとう

蕗のとう

キクザキイチゲ

キクザキイチゲ

福寿草

福寿草

福寿草群生

福寿草群生

1年間の振り返り

年度末の慌ただしい合間を縫って、役員と事務局が集まり一年間の活動の振り返りを行いました。

新役員体制になってから、あっという間の一年でした。
「健康」と「観光」を協会の2本の柱とし、今までの活動に加えて村内外へ向けて活動の幅を少しずつ広げました。
理想を掲げて体制整備に着手し、プランを準備し、たくさんの研修をしました。
達成できたこと、できなかったこと、いろいろありました。
皆で顔を合わせて活動・協力する機会が増え、会が活性化した一年だったと評価できると思います。皆それぞれいろんな意味で勉強し、レベルアップしました。

来年度はこうしていこう、これをやりたい。それぞれの思いや考えを共有しました。
小さな歩みでもよいから、前年よりもよくなるよう、一歩ずつ進んで行きます。
「継続は力なり」です。

来年度からは事務局が変わるので、新メンバーでまた1年がんばります。

皆さんの健康増進に一役買える森林セラピーを提供できるよう、おたり森林セラピー基地ガイド一同、引き続き研鑽しつつ、皆さんのお越しをお待ちしております。

来年度もよろしくお願いします!

一年の振り返り

一年の振り返り

春めいてきましたよ

県内の梅があちこち満開になって、春めいてきました。
この時期、まだ茶色い里山の景色がほわほわとしてきます。木々の芽がふくらんでくるのだと思います。

英語ガイドでよく出かけるスノーモンキーパークでも、猿たちが温泉に入ってることが少なくなってきました。あたたかくなってきたので、陽射しがあれば、お風呂に入って濡れるよりも日向ぼっこの方がいいらしいです(スタッフ談)。お客さんは海外からはるばるわざわざ見に来てるんで、温泉に入ってるの見せてやってよ~って思いますが(笑)。

桜は、ある時期から気温を累積していって一定の温度に達すると開花するのだとか。よくわかってるな~って思います。あるいはそうせずにはいられないのか。

家の窓辺に腰かけて日向ぼっこしながらのんびりコーヒー飲んでると、まだ少し冷たい風が心地よく、「風は春のにおいがしている~♪(by渡辺美里)」です(年がバレるな笑)。
何だか幸せ~な気分になります。訳もなくウキウキします。

木々も動物もそして私も、太陽や大地に後押しされて、春満開に向かっての準備を始めているんだな~と思います。

(雪が融けちゃう、山行かなきゃ!!笑)

 

 

 

 

栂池百体観音さま

3月6日(日曜日)孫達のノルディック大会の応援に栂池前山に行きました

そこはグリーンシーズンの塩の道、栂池百体観音の場所でした

ノルディックのスタート地点で、塩の道で歩くコースが大会のコースでした

この大会は、今年50回目で、凄い歴史のある大会なんだと感動しました

子供達は、百体観音様に見守られながら、50年続いたんだ。

森に守られ、強い身体と心が育まれる事、間違いナシと思いました

我孫2人が関わっている事、とても嬉しくなりました

大会関係者は、小谷村村長さんはじめ、議員さん、運営委員の方々沢山関わっておられました。セラピーガイドのKさんもお手伝いに来ておられました

今年は雪が少ない年でしたが、大会開催出来、関係者は一安心と思いました。

観音様もちょっと頭を出し見ている様でした

グリーンシーズンは、森林セラピーで利用させて頂きます

雪の百体観音

雪の百体観音

塩の道百体観音クロス大会

塩の道百体観音クロス大会

志颯表彰式

志颯表彰式