「ガイドはライブ」は、宿をやっている森林セラピーガイド仲間の言です。
お客さんともてなす者とその場の環境とのライブ。
森林セラピーなら、お客さんとガイドとおたりの森でのライブ。
宿なら、お客さんと宿主とお料理やお部屋のライブ。
その時に集まったもので作り上げるもの。一期一会。
私は英語のガイドもやってまして、先日海外からのご家族のお客さんを善光寺やスノーモンキーパークや温泉にご案内してきました。
そのお客さんは、はじめての日本ではじめての経験をひとつひとつ「すべて経験!」と前向きに楽しんで、一緒にいてとても楽しかった。そうしたらお客さんも「一緒に過ごせてとても楽しかった。アメリカの家に遊びにおいで!本気だよ!」と言って下さいました。初対面だったのに(笑)!
つくづく、ガイドはライブだな~、と思った一日でした。
ガイドをする者としては、どこか「楽しんでいただかなければ!(=自分が楽しませなければ!)」みたいなプレッシャーがあったりするのですが(もちろん楽しんでいただく、あるいは目的を達成するために、ガイドは技能向上の努力をする必要がありますが)、ガイドツアーもまた集まったメンバーやその場の状況全てで作り上げるものなのではないかと思うのです。
縁あって出会った人達と、その場その場で作り上げるライブ。
そう考えると、自然とこちらの肩の力も抜けて、その瞬間を楽しもうという気持ちになります。
双方、力みのない自然体で、その場その場で思ったこと感じたことを共有して楽しむ。
「ガイドする」とはそういうことでいいのかもしれない。その方が、結果お客さんがより楽しめるのかもしれない。そう思う今日この頃です。