Category Archives: セラピーガイドのつぶやき

がんばれよ~

コンビニの駐車場に車を停めたら「ツバメのフン注意」の貼り紙。

巣を落とさなかったんだ、今時珍しいな~優しいな~。

車から出ると「ヂュヂュヂュヂュヂュヂュ(ちょっとうまく表現できない苦笑)!!!!」。おおー父ちゃん母ちゃんがエサ持って帰ってきたか。巣の下を去ると、鳴き声がぴたっと止んだ。

買い物をして出てきたら、また「ヂュヂュヂュヂュヂュヂュ(ちょっとうまく表現できない苦笑)!!!!」。また父ちゃん母ちゃんがエサ持って帰ってきたか?で車のところに来ると鳴き声がぴたっと止んだ。

なんか妙にタイミングがいいので、んんん???と思って見上げると、ツバメのヒナが3羽、もう巣から出て軒先に留まって私を見下ろしている。

「おおっ!?巣立ち!!?」

思わず声が出た。ヒナ達は私を見ている。

まだ大きく黄色いくちばし。整っていない羽毛。ふるふるとした動作。

おおーもうすぐ巣立ちだ~

(ツバメってうるさくて嫌いなんだけど・でも飛翔能力は尊敬してるんだけど)どっと愛情があふれだす笑

がんばれよ~元気にやれよ~

車に乗って手を振る私を、ヒナ達は黙って見ていましたとさ。

(この話を森林セラピーとどう結びつけるのだ~笑?)

 

 

雨の音

今年も梅雨に入りました。

雨降りの日は、安心して家にいられます。
(「ああーいい天気なのに山に行きそびれたー!!」とか思わないで済むから笑)

台風通過中の今日、こちらは思ったほどの雨は降らず、曇天。

ふと気づくと、さぁーという繊細な音がしています。雨だ・・・。

雨は、その粒の大きさ、当たる物によって、さまざまに音を変えるのがおもしろい。

そして、雨の音は、聴いているととても落ち着く・・・

なぜでしょう?全てを潤す水(いのち)の音だから??

雨の音を意識的に聴くのは、森林セラピーでいうところの五感の活用ですね。

雨音に耳を傾けながら、しばし、ぼー・・・笑

この「ぼー」の時間も大切だと思います。自然のリズムにチューニング。

自宅でできる、梅雨時期ならではの森林セラピー「雨音を聴く」。
皆さんもぜひ試してみて下さい。

緑が元気をくれる

最近、実家の庭の手入れをするようになりました。

実家は建ててから40年越え、庭の木々は変遷はあるものの何年かおきに植木屋さんに剪定してもらったり、父が「邪魔だから」とばっさり切ったりする以外はほとんどほったらかし。木々も古くなり、元気がなくなっているものもあります。

にわか庭師(?)なので、切るつもりじゃなかった枝を切っちゃったり自分の手を切っちゃったり(!!)いろいろやってますが(苦笑)、古枝を払い、風通しをよくし、話しかけ、いいこいいこして終わると、何だか緑が生き生きと元気になったように見えるのです。今年は手入れし話しかけいいこいいこしたツツジがきれいな花をたくさん咲かせました。

手入れをしているつもりで(木々は切られいじられいい迷惑だと思いますが笑)、自分が元気をもらっていることに気づきました。
山でも森でも街でも、緑は元気をくれるんですね~。

 

空のイルカ・・・

残雪の唐松岳に行きました。

まだたっぷり雪の残る山々の上に広がる青い空。

その空を自由自在に駆け巡るは、、、アマツバメ。

里で見るツバメの大型版に見えるけど、類縁関係は遠いそう。

でも飛翔能力はどちらも素晴らしい。

アマツバメが飛ぶのを見るのが大好きです。

ピルル、ピルルルルと鳴き交わしながら、高速で飛び廻ります。

飛ぶことが楽しくて仕方ない。自由自在に空を駆け巡ることのできる体に生まれた。だから飛ぶ。それが喜び。そんな風に見えます。

山頂にいる人たちの喜びに呼応するかのように、上空を楽しそうに飛び廻ります。

「空のイルカ」・・・ふとそんな言葉が浮かびました。

喜びにあふれ、自由自在に海を空を駆け巡る。
私にとってはアマツバメもイルカもそんなイメージ。

私達人間も本来そうなのだろうと。
同じいのち。自由にのびのびと喜びをもって生きるのが自然なのだろう、と思う。。。

高山セラピー笑??
あふれるいのちの喜びを教えてくれるアマツバメなのでした。

森林セラピーは禅?

仕事の下見で木曽福島の興禅寺へ行った。

このお寺は、立派な庭園を複数持っている。ひとつひとつ趣が違って面白い。

 

もっとも有名な「看雲庭」。

敷き詰めた白砂(石?)の上に緑がかった大小の岩が、七五三のグループで配置されている。

白砂は雲海を表し、大小の岩は雲から頭を出した山々のピークなのだそうだ。

 

20180411

 

縁台に座って、庭を眺める。

借景となっている春まだ浅い背後の山、風にやさしく枝先を揺らす桜、そぼ降る雨。

あっという間に心が落ち着き、無心となる・・・

自然と自分との境界が取り払われて・・・・・

・・・・・・・。

 

「この露台は、静かに座禅して大自然と一体となり、禅の無心を体得する道場である」

と説明板に書いてある。

おや。

静かに座して自然と一体となり、無心、、、

これはまさに今私がやっていたことではないか。

ほう。これが禅だったのか?

静かに座って自然を眺め、自然と一体となる・・・なら森林セラピーでもやってるぞ笑。

そうか。森林セラピーは、禅でもあったのか笑笑。

 

 

 

春が来た

アルプスの峰に雪形が

現れてきました

厳しい白一色の世界から一転して

春の訪れを感じさせる情景です

お百姓さんにとっては農作業の準備。

アルプスの残雪が消えころまでの長い間

幾つもの違った雪形が現れます

鹿島槍ヶ岳

鹿島槍ヶ岳

 

おたりの村では暫くすると新緑の爽やかな緑と

優しい緑の風、小鳥のさえずりや残雪の白い峰々が

青い空に映える素晴らしい季節がやってきます。

 

素朴な田舎の自然に触れる体験は

体も心もリフレッシュされ活力がみなぎり

素晴らしい一日になることでしょう

寒かろう

北アルプス「南部」山麓をうろうろ。

雪の上に動物の足跡、アニマルトラッキングを楽しみながら歩く。

リス、カモシカ、キツネ、うさぎ・・・

・・・と。おやこれは。猿ですな。

20180216

雪の上の猿の足跡は、小谷ではあまり見ない気がする。

たぶん小谷の雪は深すぎて、冬越えするには向かないんだと思う。

猿は、雪が深いとラッセルするのが大変なので、木をしならせて枝から枝へと移動するんだって(山ノ内町の地獄谷野猿公苑の猿の話)。頭いいなぁ(人間もそうできたら楽なんだがなぁ、今度やってみるか笑)

形が人間の手に似ているせいか、つい「手袋もしないで、寒かろうに・・・」と思ってしまう。

この猿たちには、夏も時々出会う。穏やかな猿たちだ。

しっかり冬を越えて、元気にやっとくれ。

 

朝の光を浴びる

氷点下の朝

角度の低い赤い光に

包まれたとき、とてつもない

光のエネルギーに

生きている実感と共に

幸せ感が沸き上がります

その時、身体の中で大きな変化が起こり

今日のスタートのスイッチが「ON」になり

素晴らしい1日が始まります

体ってすごいよね

友達から聞いた話。

魚の骨(うすくてひらべったいの)が歯と歯茎の間に挟まってしまい、取ろうとしてもなかなか取れずに苦労していたら、だんなさんが「体にとって要らないものなら、そのうち体が出してくるよ」と言ったんだって。がんばっても取れないし仕方がないので、放置して寝たら、翌朝口の中にその骨が出ていた、と。

その旦那さんは、何かの手術をして、体内に手術用の糸を残したままにする処置だったのだけれど、皮膚がその糸を吐き出してくるんだって、にょろにょろと笑。医学的には体内に残しても問題ないものなんだろうけど、体にとっては「要らないもの」なんだね。

体ってすごいね。
最後の時まで、私達を健やかに生かそう生かそうとしてくれる。
私は「小宇宙」ととらえて、絶大な信頼を寄せています笑。
ありがたい~。

お気に入りの場所

冬のお昼前、お天気のいい日はベランダに出て太陽の光を浴びながらコーヒーを飲む。

寒くても(まぁもちろん暖かくして出るんだけど)陽があたるととてもあたたかい。

はぁ~幸せ。

その時にいつも同じ光景を目にすることに気がついた。

スズメの集団。

近所のおうちのお庭、敷地が広くて、畑や木もある。

その中の、いつも決まって、建物に近い木や物置のあたりにいる。たぶんたくさん。

何で気がついたかと言うと、すごくにぎやかにさえずるから。

ばたばたと飛び交っている風なのだけれど、ちょっと遠いのでよく見えない。

けれど、さえずりの感じでそんな風に過ごしているのがわかる。

それがまたすごく楽しそう。何を言ってるんだろ。知りたい笑。

ただスズメって警戒心強くって。

見てると必ずさえずるのをやめて、1羽~2羽、そしてまとまってより離れた木に移動してしまう。

楽しいひとときを邪魔したくないので、見てませんよ~って心の中で思いながら、さえずりに耳を傾けて楽しむ。

鳥たちにもお気に入りの場所があるんだな~。

「あそこあったかいから、今日はお天気いいしあそこ行こうぜ!」「OK!!」みたいなやりとりがあるのかな笑。