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展示会「エコプロダクツ2014」とシンポジウム

森林セラピーソサエティ事務局からのお知らせを許可を得て転載します。

ご興味ある方はどうぞ!

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12月の展示会・シンポジウムのご案内を申し上げます。

展示会・シンポジウム共に入場料・事前のお申込みは不要です。

皆様のご来場をお待ち申し上げております。

 

1)展示会「エコプロダクツ2014」のご案内

日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ」内の『森林(もり)からはじまるエコライフ展』テーマゾーンに森林セラピー基地ネットワーク会議共催のもと、森林セラピーソサエティ事務局が出展します!

 

会 期:

2014年12月11日[木]~13日[土]

10:00~18:00(最終日は17:00まで)

会 場:

東京ビッグサイト[東1~6ホール]

交通:ゆりかもめ「国際展示場正門駅」より徒歩3分

http://eco-pro.com/eco2014/access/

入場料:

無料

展示内容:

森林セラピーに関するプレゼンテーション

森林セラピー基地・ロードのご紹介、その他

 

 

2)シンポジウムのご案内

上記「エコプロダクツ」と同時開催いたします。

 

『心と身体の健康づくりに寄与する森林セラピーの全国展開』

会 期:

2014年12月13日[土]

13:30~16:30

会 場:

東京ビッグサイト会議棟 607+608会議室

講 演:

13:30 森林セラピーとは

瀬上 清貴(NPO法人森林セラピーソサエティ理事長)

 

13:40 「ちょっと森呼吸しに来ませんか」高知県ゆすはら町での森林セラピー特定検診プログラム

宜保 美紀(梼原町松原診療所 所長)

 

14:30 森林浴発祥の地、長野県上松町赤沢の森での森林セラピードッグ

久米田 茂喜(長野県立木曽病院 名誉院長)

 

15:20 各地の森林セラピーロードでの「医師と歩く森林セラピー」を行って

高柳 喜代子(森林医学専門医 呼吸器内科)

 

16:10 「世界の森林医学研究への取り組み」国際森林学会「森林医学」座長として

香川 隆英(森林総合研究所 環境計画研究室 室長)

 

16:20 ご来場の皆様への呼びかけ

新貝 憲利(森林セラピーソサエティ副理事長)

 

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女性のための森林セラピー10月企画 1日目

10/20(月)、「女性のための森林セラピー」10月企画でお客様をお迎えしました。

1日目は小谷鎌池で、お昼から半日、池のほとりを歩きながら森林セラピーを体験していただきました。

女性のための森林セラピー

女性のための森林セラピー

女性のための森林セラピー

女性のための森林セラピー

 

あいにくの本降りの雨となってしまいましたが、雨の森を歩く機会もなかなかないので(そして雨の森はとても素敵なので)、ゆっくりと1周しました。

寝ころびなど、いつもの森林セラピーメニューができなかったのが残念でしたが、それでもしっとりと紅葉した雨の鎌池はお客様を魅了してやまなかったようです。

雨がブナの幹を流れ落ちてくる樹幹流を眺め、当たるものによって違う雨の音や小さな水流の音を聴き、雨の森の匂いを嗅ぎ、ふかふか落ち葉の小道の感触を楽しみ、湧水の味比べをし、時々霧がかかって幻想的になる池や色とりどりの紅葉に目を細める。
大きく手を広げて迎えてくれるブナを見上げ、幹に抱き付く。
ゆっくりと、自然と一体になる時間。
雨模様だったため人も少なく、紅葉の時期としては異例の静かな鎌池を楽しみました。

女性のための森林セラピー

女性のための森林セラピー

 

別々にお越しになったお客様お二人は偶然絵を描かれる方たちで、絵を描く目線で鎌池の風景を楽しまれていました。
お1人は「晴れた日にまた必ず来たい!」とおっしゃっていました。
もう1人は「今日は3本もハグしちゃった(木を抱きしめちゃった)」と嬉しそうでした。
われらがおたり森林セラピー基地の代表選手「鎌池」ファンがまた増えたようです♪

 

最後に雨で冷えた体を雨飾温泉でゆっくりとあたためて、本日のお宿「自家製酵母パンの宿 プチホテルシャンツェ」へと入っていただきました。

 

小谷温泉山田旅館~鎌池を歩く

2日にまたがって小谷で会議があったので、いい機会だから小谷温泉の山田旅館に泊まってみる。
冬でも豪雪の中で営業している開湯1555年の宿、「秘湯を守る会」の宿でもある。さすが大湯元、お湯が濃くて、うっかり長時間浸かりすぎて湯あたりした(苦笑)。

そしていい機会だから、早起きして朝食前に山田旅館から鎌池までの道(登山道)を歩いてみた。

いつも鎌池のほとりで「小谷温泉→」の看板を見て、よさげな道だな~歩いてみたいな~と思っていたけど、小谷温泉には駐車場がないので、なかなか歩けなかった道。
鎌専(鎌池大好き)ガイドの私としては、ぜひ知っておかなければいけない道(というか、雪の時は歩いたことあるんだけどね、道も雰囲気も違うからね)。

宿の人の説明の通り、道の最初は草ぼうぼうでちょっと怖気づいたけれど、15分も登ると草の丈も低くなり、じきぶなの森の中を行くさわやかな道になる。数か所道標があり、途中山仕事用のモノレールをまたいだりした。ところどころで「ばか」をくっつけながら、1時間弱で鎌池のほとりにたどり着いた。

草ぼうぼう

草ぼうぼう

日の出

日の出

ブナの小道

ブナの小道

道標

道標

"ばか”

“ばか”

立派なブナの木

立派なブナの木

朝の鎌池には当然誰もおらず、静かな静かな空間が広がっていた。いつも訪れるのは日中か夕方だから、朝の光の鎌池はとても新鮮。こういう時間帯の森林セラピー@鎌池もいいもんだろうな~と、しばし池のほとりで呆ける。

鎌池に到着

鎌池に到着

小谷温泉へ

小谷温泉へ

山田旅館

山田旅館

時間の約束があるので、とってかえして宿へ帰り、朝食をいただき、温泉でさっぱりしてから、また会議へと。 なかなか贅沢な時間を過ごしましたですよ。紅葉の頃に歩くのもいいだろうな~。

標高差300mほどの山道、所要往復2時間ほど(鎌池滞在時間含まず)。
一応「熊鈴」持って行くといいですよ。

女性のための森林セラピー9月企画 1日目

「女性のための森林セラピー」9月企画でお客様をお迎えしました。

女性のための森林セラピー

女性のための森林セラピー

1日目は小谷鎌池で、お昼から半日、池のほとりを歩きながら森林セラピーを体験していただきました。

今日は厚い雲がかかって風も冷たく、あいにくの天気ではあったものの、鎌池周辺には霧が立ちこめ、幻想的なブナの森が見られました。

真っ白な霧がかかる池からひたひたと寄せてくる波は、その向うから今にも不思議な何かが現れそうで、想像をかきたてました。

鎌池の上で繰り広げられる躍動的な霧(雲?)のショーは、まるで山の息吹のようで、山の神がお客様のお越しを歓迎しているかのようでした。

セラピー後半には運よく霧も晴れ、美しい鎌池の緑色も見ていただくことができました。

女性のための森林セラピー

女性のための森林セラピー

寒いながらも、ブナの木々を見上げてゆっくりと寝転んだり、池の色や池に映る森の美しさに感嘆したり、森の香りに気付いたり、のんびり池を眺めながら小鳥の声や葉擦れの音に耳を傾けたり、湧水を飲んだり、落ち葉の小道のやわらかい感触を楽しんだり、木と一緒に揺れたり(笑)、いろんなものに触れてみたり。
ゆったりとした時間を過ごしました。

今日は平日で天気も今一つだったせいか、ほとんど貸切状態で、静かな静かな鎌池でした。

お客様には「最初に『五感を意識して』と言ってもらったので、五倍楽しめた」、と言っていただけました(笑)。いつもとは違う形で森を楽しんでいただけたようです。

最後にブナの森の露天風呂で、冷えた体をあたためて、本日のお宿「ペンションアンデス」へと入っていただきました。

 

「森林セラピー早朝癒しの森散策」反省会

8/1~24まで行ったコルチナウッドチップロードでの「森林セラピー早朝癒しの森散策」(=早朝セラピー)の反省会を行いました。

今年の実績報告・反省と、来年よりよいイベントにするためにはどうすればよいかをさまざまな角度から皆で話合いました。

来年も引き続き、8月にコルチナウッドチップロードで早朝セラピーを行うことを決めて、会を終わりました。

またみなさまに楽しんでいただけるイベントにするようがんばります!

早朝セラピー反省会 早朝セラピー反省会

木陰でお昼寝のススメ

よく車で旅をします。特にぶなの森に会いに東北へ行きます。

東北への道のりは長い。運転に加え、現地で山に登ったりするものだから、かなり疲労します。

最近、運転中の眠気が深刻になってきました。

そんなときは、静かな木陰に車を停めて、ちょっとお昼寝。

日向はカンカン照りでも、日陰は驚くほど涼しい風が吹いてきます。これがまた心地よい♪

目覚めた時、梢が風に揺れるのが目に入ったりすると、なんとも言えず幸せな気分♪♪

(もれなく「ここどこ!?」ってなりますが笑)

我らが森林セラピー基地のひとつ「塩の道」なんかでも、その昔、歩き疲れた旅人がちょっとお昼寝、とその辺に転がっていたかもしれないな~なんて思います。

鳥の声や葉ずれの音を聴き、体に風を感じながら目を閉じる。自然がくれるものはこんなにも心地よい。日々忙しい私達は、もうそんなことすっかり忘れてしまったかのようです。

森林セラピーを通して、そんな自然の心地よさを皆さんにも思い出していただきたいと思っています。

ぶなの森が好きです

ぶなの森が大好きです。明るくてやさしくて懐が深くて。
特に雪深い土地のぶなが好きで、ぶなに会いに、あちこち行きます。どこでも行きます(笑)。
芽吹き、根開け、かわいい実生、樹幹流、緑滴る季節、しっとり美しい紅葉、かさかさ落ち葉、雪積もる季節の樹形。
いつ訪れても、いい。いつ訪れても、大きく枝を広げ迎え入れてくれる。ほんと心が落ち着きます。

我らがおたり森林セラピー基地の中心的存在「鎌池(かまいけ)」も、ぶなの森に囲まれています。 私がここでセラピーガイドをやっているのも、このぶなの森での森林セラピーを皆さんに体験していただきたいから。

ぶなの森で、深呼吸。視界いっぱいの緑の中をウォーキング、寝ころび体験。 そして、森の中でゆったりした時間を過ごすことで、自分の心身を感じる。

森林セラピーで、皆さんにもぜひぶなの森の心地よさを味わっていただきたいと思います。

鎌池のぶな
鎌池のぶな

心はおたり鎌池のほとりに

おたり鎌池のほとり

おたり鎌池のほとり

先日仕事で横浜市へ行きました。

車で出かけたのですが、どこをどう間違ったのか、首都高の新宿周辺を走る羽目に。

私は都会が苦手でして、到着時間を気にしていること、複雑な首都高を運転していること、景色に緑が少ないことなどが手伝って、いやが上にも心身ともに緊張状態に。

その時ふと思いました。

体はここにあっても、心は鎌池のほとりにいればいいんじゃない?

脳裏におたりの鎌池を思い浮かべてみました。

明るい緑のブナの森、木々の間をわたる爽やかな風、きらきら木漏れ日、美しい緑色の湖面、穏やかな水面、さざ波。
ゆったりと風にゆれる枝、葉のざわめき、森の匂い、鳥の声、静かな静かな池のほとり・・・。

記憶にある鎌池を運転しながら頭の中でできる限り再現してみました。

そうしたら、あら不思議。
すうっと緊張が引いていき、心身ともにリラックス。
めまぐるしく景色が変わる都会の真ん中で、私の周りは静かな鎌池のほとり。

森林セラピーで、自然の映像を見るだけで鎮静効果がある、という研究結果があります。

ましてや自分が行ったことのある場所なら、記憶から、全身の感覚としてその場の雰囲気を再現することができますね。空気、明るさ、温度、音、匂い、色・・・そこで感じたさまざまな心地よさ。

頭はその体験をしっかりと覚えていて、必要に応じて取り出すことができるようです。
ご活用あれ♪

心地よい体験をたくさん集めに、ご一緒に森へ出かけましょう♪

 

 

 

ブナが美しい季節になりました

小谷ブナ新緑

小谷ブナ新緑

5/15に小谷村営雨飾荘まで行ってきました。

ブナが美しい季節になりました~待ちに待った季節の到来です♪

雨飾荘から先の道路はまだ除雪中で、車両通行止めの車道を歩いてブナの芽吹きを楽しんできました。
来週には、我らがおたり森林セラピー基地のひとつ「鎌池」への道路も開通しそうです。

帰りには雨飾荘で冷たい山菜そばをいただきました。
大地の恵みがぎゅっと詰まった山菜と、こしのあるお蕎麦。
シンプルで贅沢な春の味覚を堪能しました。

森で癒しを - 小谷村森林セラピーの軌跡(5)

最近の活動

 今年は、森林セラピーのガイドを依頼され、約200名のお客様に対応しました。また、「森林セラピーとはどのようなものか」と関心が示され、研修や視察を目的として小谷村に訪れる方々も多くいました。森林セラピーを体験された方々からは、「森の静けさや雰囲気にとても癒されました」や「環境を変えることで気分も変わりました」などの声を聴くことができました。

 自然環境を保護し、森と向き合い、人の心身に安らぎを与える森林セラピーの取り組みは今後も注目されそうです。村では、森林セラピーの特徴と今の小谷村の資源や環境を活かした取り組みを今後も推進します。

(おたり広報平成25年11月号特集ページ原稿より)