「女性のための森林セラピー」9月企画でお客様をお迎えしました。
1日目は小谷鎌池で、お昼から半日、池のほとりを歩きながら森林セラピーを体験していただきました。
今日は厚い雲がかかって風も冷たく、あいにくの天気ではあったものの、鎌池周辺には霧が立ちこめ、幻想的なブナの森が見られました。
真っ白な霧がかかる池からひたひたと寄せてくる波は、その向うから今にも不思議な何かが現れそうで、想像をかきたてました。
鎌池の上で繰り広げられる躍動的な霧(雲?)のショーは、まるで山の息吹のようで、山の神がお客様のお越しを歓迎しているかのようでした。
セラピー後半には運よく霧も晴れ、美しい鎌池の緑色も見ていただくことができました。
寒いながらも、ブナの木々を見上げてゆっくりと寝転んだり、池の色や池に映る森の美しさに感嘆したり、森の香りに気付いたり、のんびり池を眺めながら小鳥の声や葉擦れの音に耳を傾けたり、湧水を飲んだり、落ち葉の小道のやわらかい感触を楽しんだり、木と一緒に揺れたり(笑)、いろんなものに触れてみたり。
ゆったりとした時間を過ごしました。
今日は平日で天気も今一つだったせいか、ほとんど貸切状態で、静かな静かな鎌池でした。
お客様には「最初に『五感を意識して』と言ってもらったので、五倍楽しめた」、と言っていただけました(笑)。いつもとは違う形で森を楽しんでいただけたようです。
最後にブナの森の露天風呂で、冷えた体をあたためて、本日のお宿「ペンションアンデス」へと入っていただきました。