Category Archives: 森林セラピー基地 小谷

森林セラピー弁当試食会

長年の課題だった、おたり森林セラピー基地の森林セラピー弁当。

試食会第2段を行いました。

「小谷の地のもの・旬のもの」をテーマに、あれこれと希望を出して、試行錯誤を繰り返してきて、今回思うようなものに近づいたと思います。

今回は、小谷漬けを混ぜ込んだおにぎり、野菜のおかずにピクルス、卵焼き、野沢菜などなど。どれもおいしくできあがっていました。容器も自然にやさしいものが使われていました。

「森林セラピー 小谷おごっつぉ弁当」と名付けよう!と盛り上がりました(笑)。
(「おごっつぉ」とは御馳走のことです。小谷の御馳走がぎゅぎゅっと詰まったお弁当です)

人数が多くないと発注できないのが痛いところではありますが、小谷にも森林セラピー弁当ができました。今後いらした皆さんにぜひ召し上がっていただきたいです。

皆さんに喜んでいただけるものをひとつずつ準備して、皆さんのお越しをお待ちしております。

小谷おごっつぉ弁当?

小谷おごっつぉ弁当

8月コルチナ早朝セラピー体験会場の今の状況

8月から始まるコルチナ早朝セラピー体験の会場へ行ってきました。
今年は、草刈も行われていてすっきりしています。又、一部ウッドチップも新しく敷いていました。
花は、ちょっと少ないです。
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コースは、上の写真のような感じです。
左の写真のようにウッドチップが新しいです。
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上の左の写真は、カラマツと白樺の赤ちゃんです。触ってみてください。カラマツは、やわらかいです。又、白樺は、産毛が生えています。
右の写真は、四葉ヒヨドリと言うお花でフジバカマと同様にアサギマダラと言う蝶が好みます。
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ちょっと曇っていたのですが、白馬乗鞍の町並みは、よく見えました。

栂池ウッドチップコース

栂池ウッドチップコースに行ってきました。
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栂池ウッドチップコースの入口です。スタート地点には熊注意の看板が・・・
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栂池ウッドチップコースの状況です。奥にもクマよけ鈴が、小谷小学校の子供たちが作りました。
コースの中に4か所あります。途中でぜひ鳴らしましょう。
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コース内では、こんな花達が、左から ウツボグサ・栗・四葉ヒヨドリ・鬼しもつけです。
他にも野アザミ・にがななども咲いていました。
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こんな曲がった木も発見 この穴は、モグラの穴
コースの中へ入ると、木のにおいがすごく感じられました。栂池ウッドチップコースは、木の種類が多く場所によって木のにおいも違います。もみじ類・楓・栗・白樺・杉などで広葉樹が多いのも特徴です。秋には、栗の木も多いので、熊さんに注意しましょう。

栂池自然園開園祭

栂池自然園開園祭が6月1日開催され行ってきました。
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神事の様子       餅つきの様子      自然園の入口付近
当日は天気も良く神事も順調に行われました。その後お客さんも交えて餅つきが行われました。その後黄な粉草餅をいただきました。おいしかったです。入り口付近はこんな雪です。
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自然園の中は、一部水芭蕉も咲いています。今年の雪で可哀そうなダケカンバ大きな木ですが、折れています。
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森林セラピーに良い栂の森オオシラビソの森の今の様子。湿原部分には、水芭蕉・立金花(りゅうきんか)等が咲いていました。

コルチナウッドチップコースの様子

森林セラピーコースの一つである鎌池周辺は、通行止め徒歩で入ることも禁止だそうです。7月には入れそう。
そこで、コルチナウッドチップコースを見てきました。
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今日は天気が良く入口付近ですが山がきれいに見えています。
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この冬の影響で切り株ベンチはご覧のとうり倒れています。場所によれば崩れているところも・・・
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でも、時期が来れば春です。左から、ヤマツツジ・谷うつぎ・きゃらぶきの綿毛(ふきのとう)です。
鶯の声なども聞こえ癒されます。気の早い蝉の声も聞こえました。
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コルチナウッドチップコースの眺望のよいところからの眺めは最高でした。鹿島槍ヶ岳・五竜岳・唐松岳・白馬槍ヶ岳まではっきり見えました。
ここは大きな被害もなく今年も森林セラピーが出来そうです。森の中を歩くのは気持ちいいものです。

森で癒しを - 小谷村森林セラピーの軌跡(5)

最近の活動

 今年は、森林セラピーのガイドを依頼され、約200名のお客様に対応しました。また、「森林セラピーとはどのようなものか」と関心が示され、研修や視察を目的として小谷村に訪れる方々も多くいました。森林セラピーを体験された方々からは、「森の静けさや雰囲気にとても癒されました」や「環境を変えることで気分も変わりました」などの声を聴くことができました。

 自然環境を保護し、森と向き合い、人の心身に安らぎを与える森林セラピーの取り組みは今後も注目されそうです。村では、森林セラピーの特徴と今の小谷村の資源や環境を活かした取り組みを今後も推進します。

(おたり広報平成25年11月号特集ページ原稿より)

森で癒しを - 小谷村森林セラピーの軌跡(4)

小谷村の体制

 小谷村は、認定時から現在まで、推進協議会を中心として体制の整備が行われました。コースの選定、森林セラピー対応の認定宿「癒しの宿」の整備、インストラクターの養成などが取り組まれました。今回はインストラクターの取り組みについて紹介します。

 現在23名の森林セラピーインストラクターでお客様を森林へ案内しています。

 森林セラピーインストラクターの役割としては、森林を散策する際により効果的な森の癒しを提供することにあります。散策コースの案内、散策時に五感(見る、聴く、かぐ、味わう、触れる)を多く使うことで、人が本来持つ感覚を取り戻すお手伝いをします。

 インストラクターは月に1度、自主的に企画した研修会を行い、資質向上を図っています。

(おたり広報平成25年11月号特集ページ原稿より)

森で癒しを - 小谷村森林セラピーの軌跡(3)

小谷村の認定

 小谷村は、平成17年11月の森林セラピー基地募集において応募しました。翌年の3月に書類審査に合格し、9月に実地審査が行われました。内容としては長野市の駅前と雨飾高原の鎌池にて同じ被験者が一定の時間散策をし、心拍変動性をはじめとした多くのデータを記録。都市部と森林部それぞれの記録されたデータを比較した結果、小谷村の森林で森林セラピーを実施することの有効性が証明され、平成19年3月に森林セラピー基地の仲間入りをしました。

(おたり広報平成25年11月号特集ページ原稿より)

 

森で癒しを - 小谷村森林セラピーの軌跡(2)

 全国の森林セラピー基地は?

 森林セラピー基地として認定されるためには、NPO法人森林セラピーソサエティによる書類審査及び実地審査に合格しなければなりません。
 こうした審査を通過した森林セラピー基地が現在全国に53か所あります。
 長野県は8か所の森林セラピー基地と2か所の森林セラピーロードが存在する、全国でも一番の森林セラピー県であり、小谷村もその一つです。

 (おたり広報平成25年11月号特集ページ原稿より)

森で癒しを - 小谷村森林セラピーの軌跡(1)

森林セラピーとは

村の面積の86%を森林が占める小谷村。この豊富な森林と自然環境など小谷村の特徴を生かした事業展開を図るため、村では平成18年から「森林セラピー」に取り組みはじめました。

「森林の活用による身体の保養、休息」社会の中で精神的負担を抱えてしまった人の一時的保養による社会復帰の補助的役割を果たすのが森林セラピーです。

「森林浴」という言葉はよく耳にされますが、森林浴という用語の意味を調べてみますと、「森林の精神的、心理的、神秘的雰囲気の中で医学的に裏付けされた健康法を行うこと」とあります。

それでは、「森林セラピー」とはどのようなものでしょう。先に述べました森林浴がもたらす生体反応を、唾液や血液中の成分の変化などを分析し、森の効果を科学的に解明していくことが可能となりました。森林セラピーとは、そうした医学的な根拠に裏付けされた森林浴効果のことを指します。

今日、ストレスの緩和、休息の手段、自然を生かした取り組みとして森林セラピーは注目されました。

 (おたり広報平成25年11月号特集ページ原稿より)