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雪片きらきら

朝、ゴミ出しに行ったら雪が舞っていた。

畑にもうっすらと積もっている。

私が知る限り、今シーズンの初雪だ。

気圧配置は冬型なので、山で降っている雪が舞ってきたのだろう。

空からゆっくりゆっくり下りてくる雪片。

太陽の光を浴びて、きらきらと光っている。

時の流れがスローモーションになったかのような光景。

何とも言えない、安らかな時間。

こういう、何気ない美しい瞬間が大好きだ。

そういう瞬間にしばし自分をとどめておく贅沢ができたなら、

ストレスってずいぶんと減るんじゃないだろうか、

と思った朝。

晩秋の小谷村役場

打合せで久しぶりに行ってきました小谷村役場。

敷地の木々も葉を落とし、周囲の山も茶色になって、すっかり晩秋の装いです。

この日はお天気があまりよくなく、どんよりとした空が冬の訪れを伝えています。

駐車場には除雪関連の車(黄色と白の縞々、わかる人はわかる笑)もスタンバッて、
ああいよいよ冬が来るな、って感じです。

冬はこの駐車場に除雪によるでっかい雪山ができますよ笑。

20191127_01 20191127_02

でも今年は、雪遅いね~。山の上の雪も、まだあんまりです。

しばらくしたら、雪のおたりバージョンが始まります。

グリーンシーズンのおたりと雪のおたり。

同じ場所なのに完全に違う世界♪

循環

長野県にも甚大な被害をもたらした台風19号。

けれど最近こんなニュースを読んだ。

滋賀県の琵琶湖には「琵琶湖の深呼吸」と呼ばれる現象がある。

「琵琶湖の深呼吸」は、正しくは「全層循環」で、全層循環は冬場の冷え込みで酸素を多く含む上層の水が比重を増し、下層の水と混ざり合う現象。全層循環が完了するのは平年なら1月か2月で、遅いと3月ごろ、だそう。

(この「琵琶湖の深呼吸」を初めて知った時、私は自然の素晴らしさに感動して心が震えたよ)

ところが今年、1979年の観測開始以来初めて全層循環が確認できなかったそうで、琵琶湖は酸欠状態にあり、生態系への影響が懸念されていた。

そして今回、台風19号のもたらした強い風がその深呼吸を促した、と。琵琶湖は一時的に酸欠状態から脱しているそう。

また数年前、沖縄のサンゴがかなりの広範囲で死んでしまったのだけれど、それは台風が来なくて海水がかきまわされずに水温が上昇してしまったことが原因だったと石垣島の島人に聞いた。

台風。

一方では、人の世界に災害をもたらす脅威の存在。

一方では、人も含めた自然にとって必要不可欠な循環をもたらす存在。

 

もちろん災害は起こらない方がいい。

でも、台風の、脅威であり恵みでもある、その両面を知っておく必要があると思った。

どうすれば上手に自然とともに在れるだろうか。

 

 

 

冬支度

お山に雪が降りまして~

後から後から降ってきて~

だと思ったんだけど、そんなに積もってなかった。

栂池自然園も10月末で閉園、

駆け込みでお客さまをお連れしてきたけど

これなら稜線上がれたね~

って感じの積雪愚合でした。

でも、今年も、いよいよ、山は冬支度です。

20191030

晴れだったんだけど、山はすっきりとは
雲から出てきてくれなかったのよね~

 

 

鎌池の紅葉

・・・が見ごろだろうなぁ、見に行きたいなぁ。
(仕事が立て込んでて時間が取れない、、、泣)

ちょうど昨年の今頃、ドイツからのお客様をお迎えして
鎌池の森林セラピーへとご案内したっけ。

結構にぎわっていたのに、夕方近くなって突然人が引いて、
静寂の中、紅葉の鎌池の圧倒的な美しさの前に
池のほとりに二人で無言で佇んだっけ。

kamaike201810

Viva☆ブナの森のシンフォニー♪
(昨年の写真で失礼)

 

 

美しい国

オーストラリアからのお客様を中山道ウォークへご案内。
86キロを6日かけて歩く。
前半は東濃ののどかな田園と里山を。
後半は「木曽路はすべて山の中」を。
桧とか杉とかの人工林、広葉樹の自然林、その混交林を歩く。
時に宿場町を通り抜け、清らかな水の流れをあちこちで横切りながら。

山深い峠で、宿が一緒だったオーストラリア人に会った時、
彼女は
「なんて美しい国なの、あなたの国は」
と言ってくれた。

これは嬉しかったなぁ~
私が大好きな日本の自然を誉めてくれたから。
自分を誉めてもらえたように嬉しかった☆

ええ、とても美しいのです、日本の自然は。
豊かな緑、豊かな水、海と山が織り成す風景。
多様性があって、そのどれもがそれぞれに美しいのです。

ところでね、今中山道はオーストラリアの人がいっぱいなのです。
道中、宿では日本人は自分だけ、なんてことが多々ありました。
中山道歩き、大人気らしいですよ笑。
日本の自然をたくさん見て感じて行ってほしいなと思います。

日本人にも、同じようにたくさん見て感じてほしい。
そしてこの国の豊かな自然を誇りに思ってほしいな。

 

 

 

 

 

 

イベントで森林セラピー体験!第2弾・10/12(土)13(日)

イベントで森林セラピー体験!

第2弾は10/12(土)13(日)

『おたりの森と木であそぼうよ』

おたり森林セラピーの展示と

10時~14時の間なら森林セラピー体験もできます!

↓↓↓ 詳しくはこちら ↓↓↓↓

http://otari-shinrin.com/docs/201910_kitoasobo.pdf

みなさまのお越しをお待ちしておりまーす♪

イベントで森林セラピー体験!第1弾・10/5(土)

イベントで森林セラピー体験!

第1弾は10/5(土)

『煙木祭 Moku Moku FESTIVAL HAKUNORI』

おたり森林セラピーの展示と

11時~15時の間なら森林セラピー体験もできます!

↓↓↓ 詳しくはこちら ↓↓↓↓

http://otari-shinrin.com/docs/201910mokumoku.pdf

みなさまのお越しをお待ちしておりまーす♪

雨でも楽しいよ!

関西からのお客様を鎌池へお迎えしました。今回は12名。

あいにくの雨で、天気の回復も見込めなかったので、気合いを入れて(!?)「雨の森は素敵。雨の森を歩くのも楽しい!」を散りばめたご案内をしました。

だって私の大好きなぶな達は雨が大好き!
雨に喜ぶぶな達の森を楽しんでいただかなくて、なんとする笑!!

まず、雨の日には樹幹流(じゅかんりゅう)が見られます♪
ぶな(だけじゃないけど)が、葉に落ちた雨粒を受けとめ、小枝に運び、太い枝に運び、そして幹へと水を集め、その根元へと水を運びます。
重力の影響で、水はいつも同じところを通るので、晴れた日でも黒く染みになった樹幹流の痕を見ることができます。
少量の雨だと、集まり始めた水の道筋がアートのよう。
雨が激しければ激しいほど、とうとうと滝のように流れ下る樹幹流を見ることができます。
雨が降っていなければ見られない。雨だとおトク笑!

次に、雨の日には池全体が霧に包まれます。
霧は、池の水と空気の気温差で生じることもあれば、山から下りてくることもある。
時に早く時にゆっくり、自在に形を変え流れていく様は、生き物のよう。
霧で見え隠れする森や山、水面をたゆたう霧、とっても幻想的。

そして、雨の日は静か。
雨の森を歩く楽しみは、まだまだ限られた人しか知りません☆
なので雨の日は人が少なめで静か。
雨の音も静か。
しっとりと雨に濡れた森の緑、流れる霧の光景も、とても静か。
静寂を目で見て感じることができる、不思議。

それから、雨の森はいい匂い。
立ち上る土の香り、水の香り、森の香気。

森の中では、雨はあまり気にならない。
たくさんの木々の葉が、雨を遮ってくれるから。
ということで、雨でもできるかやってみよー!と寝ころびをやってみましたが、タイミング悪く強めの雨が降り始めてしまったので、快適、とはいかなかった。
でも、傘をさして座ってもらって、雨音を聴きながらのハーブティーを楽しんでいただきました。

みなさん雨の森の魅力に気づかれたみたい。
「雨でもよかった!」
「雨の方がいいかも!」
「こんなにいいとは知らなかった、またやってみよう!」
と、雨が降っていてもにこにこ楽しそうでした。
ヤッタネ!(ぶなの森と私でハイタッチ笑)

20190918

 

 

 

 

新しいいのち♪

先日研修会で栂の森&栂池自然園へ行きました。

森林セラピーに使う栂の森は、静かでオオシラビソの馥郁たる香りが楽しめるとてもよい場所なのですが、2年前の台風の強風で、かなりの木が根こそぎ倒されました。

伐採作業を行ったものの、丸太となった木々を運び出すこともかなわず、まとめて放置してあって、当初はとても森林セラピーという雰囲気ではなかったらしいですが、2年経ってだいぶ草の背丈が高くなり、少しは緑が戻ってきた感じになっていました。

なんかすかすかと間が空いてしまった森を歩いていたら、あら!

伐採した切り株に、オオシラビソ1年生たち発見!かわいい!!

20190826

切り株は、1年生たちの栄養源となり彼らを支え、やがて朽ちていくのです。こういった切り株や倒木は(めんどうを見るから)ナースツリーとも呼ばれます。

着実に新しいいのちが交代して、森を再生していくのですね。

やっぱり自然はすごいですねぇ。