森林セラピー 冬季プランの研修でウッドチップコースから前山までスノーシューで歩いてきました。
例年よりやや少なめの積雪ですが昨晩からの新雪でスノーシューで歩く感覚が心地よく、
曇り空ではありましたが、風もなく快適な状況で約2時間ほどコースの確認を行いました。
平らな林を抜け塩の道に入ってからの登り坂は初心者の方には少しきついかも、とか
登りあげた後の少し開けた場所で展望を楽しみながら休憩を入れたらよいのでは、など
再確認しながら、森の様子を観察。
新しい雪の上にはつけたばかりの動物の足跡がたくさん、
今回は、鳥の姿以外、生き物とは出会えませんでしたが
まっすぐ進む足跡や2匹が並んで、あるいは交差してつけていった足跡、
ウサギがかじった木の枝や、木の上に残された熊棚のあとなど
生き物たちの暮らしぶりを垣間見ることができます。
プロペラのように回転しながら落ちるカエデの種、雪を抱き込んだ綿帽子のようになった枯れ葉、
雪をかぶったヒノキの葉から舞い落ちる雪のささやき、葉を落とした後のクロモジの枝の香りなど楽しみました。
白い静かな森の中で五感を研ぎ澄ますと何度も歩いているコースでも新鮮な気持ちになります。
冬の森では樹々や動物たちは緑の季節とはまた違う表情で私たちを癒してくれます。
私たちガイドも研修で感覚を高めて、参加される方たちにより深く森の魅力を伝えられるようになりたいと思います。