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森林セラピーとは? |
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その効果が科学的に検証された森林浴効果のこと。
現在では、森林浴がもたらす生体反応を唾液や血液中の成分の変化などを分析することで、その効果を科学的に解明できるようになっています。
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実際に何をするの? |
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五感を使って、森を「感じる」。体を「感じる」。「感じる力」を呼び戻す。
例えば、美しいブナの森に囲まれた池のほとりで深呼吸。
喧騒を離れ、忙しさを忘れ、静かに自然の一部になる。
久しぶりに自分の心と体とゆっくり向かい過ごすひととき。
『視る』:まぶしい森の緑に、色とりどりの紅葉に目を細める。池のさざなみ、木漏れ日を眺める。
『聴く』:鳥の声を風の音を静けさを聴く。
『嗅ぐ』:土のにおい水のにおい森の香り。
『味わう』:おいしい湧き水、山菜やきのこなど山の恵みも味わって。
『触れる』:足に感じる地面のやわらかさ、風が肌をなでる感触。大地に寝転んでみる。
その他にも:
気・血・水の循環を良くするための呼吸法やウォーキングなど、また
自然環境や歴史文化、雪や温泉など、おたり固有の魅力を取り入れたプログラムも。
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森林セラピーをするとどんな効果があるの? |
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・免疫力が上がる
・自律神経のバランスがよくなる
・リラックスする
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『こころと身体の健康維持・増進、病気の予防』
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生理・心理・物理実験を、都市部と森林部で行った結果、唾液の中のコルチゾールという「ストレスホルモン」が都市部に比べ、森林では濃度が低くなるということがわかりました。
また、心拍の「ゆらぎ」の測定で、森林ではストレスの高い時に高まる「交感神経活動」が抑制され、リラックスした時に高まる「副交感神経活動」が昂進するということ、さらに脳の前頭前野の活動が鎮静化しリラックスすることがわかりました。
免疫機能についても2泊3日の森林浴でNK活性(ナチュラルキラー活性)が高まることがわかりました。
こんな時に森林セラピーが有用:
社会の中で精神的負担を抱えてしまった人達の一時的保養と社会復帰の補助的役割として。
健康な人のストレスの緩和、休息の手段、健康の増進、病気の予防。
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森林セラピー基地とは |
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特定非営利活動法人森林セラピーソサエティ・ステアリングコミッティによって認定された森林。
生理的なリラックス効果があるか、良好な森林環境であるかなど、一定の審査基準をクリアすることが条件です。
2018年現在、全国に62箇所あり、小谷もそのひとつ。森林セラピー基地小谷は2007年に認定されました。
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